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〝校長室文庫〟へ図書贈る~恋野小へ善意の50冊

    宮井校長(右)に図書寄贈する阪口(中)さんら
    宮井校長(右)に図書寄贈する阪口(中)さんら
    宮井校長(右)に図書寄贈する阪口(中)さんら
    寄贈された児童向け図書の数々
    宮井校長が自宅から運んで校長室文庫に並べた図書類
    宮井校長が自宅から運んで校長室文庫に並べた図書類

「子ども教育は、読書から」と、和歌山県橋本市恋野の市立恋野小学校の宮井利明校長は、自室を図書館に活用する珍しい「校長室文庫」を設けている。これを知ったJR橋本駅の「ゆかいな図書館」世話人らは、7月19日、全国の〝善意の人々〟から贈られた児童向け図書約50冊を、同校に寄贈した。宮井校長は「子どもたちの勉強に役立てます」と謝辞を述べ、さっそく全校集会で全児童79人に、すてきな図書が増えたことを説明した。
宮井校長は昨年4月、同市立紀見小学校から恋野小学校へ赴任してきた。「校長室を図書館にすれば、児童の読書熱が高まるのでは」と、アイデアがひらめいた。自宅には、今は大人になった2人の娘が、3歳から小学校6年生まで読んでいた本が、そのまま眠っている。その図書の中から、教育効果のありそうな約100冊を選んで、校長室の本棚に並べた。
児童には「校長室文庫」を開設したことを伝え、「勉強は、しっかり聴いて、しっかり読んで…、というように、文章を読むことが大切です」と読書を推奨。「読書すると、知識はもちろん、読もうとする意志力や、読みながらの想像力、さらには豊かな感受性まで身につけることになります」と教えた。
児童らは、休憩時間になると、気軽に校長室に入り、応接ソファーに座るか、満席のときは床に座り込むなどして、黙って読書している。
この日、寄贈されたのは、「高野山の案内犬ゴン」(関朝之さん作)、「和歌山のむかし話」(和歌山県教育研究会国語部会 編)、「どんな草でも紙になる~植物せんいのふしぎ」(大西秀夫さん著)、「魚ノ伝説」(青木はるみさん再話、渡辺芳樹さん絵)など、子どもたちの興味に応える本ばかり。中には「カチカチ山と花咲爺」(武者小路実篤さん著)など明治、大正時代の図書もまじっている。
「ゆかいな図書館」世話人・阪口繁昭さんらは、「これらの図書は、全国から贈られた、心のこもった図書ばかりです。ただ、ゆかいな図書館に置いていましたが、小学生がほとんど立ち寄らないので、もったいなく思い、校長室文庫で活用してもらうのが最適と考えました」と説明。宮井校長は「素晴らしい本ばかりなので、子どもたちは、きっと喜びます」と、一冊一冊を手にしながら、礼を述べていた。


更新日:2011年7月19日 火曜日 14:09

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