南国・紀州の橋本地方は11日早朝、「春の雪」が降り、家々の屋根も田園も真っ白に雪化粧した。橋本市東家の午前8時ごろの気温は1℃前後で、まだ、小雪がちらついていたが、1時間後には淡雪と化して消えた。観音寺近くの梅の木は、2月中旬に開花したが、その後、寒い日々が続き、散ることもなく咲いたまま。早朝墓参の人たちは「早く暖かくなってほしいけど、まるで歌の早春賦みたい。雪も梅の花もきれいでいい」と話していた。