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玉川峡でアマゴ釣り解禁。釣果上々、太公望は大喜び
渓流釣りファン待望の「アマゴ釣り」が6日、和歌山県橋本市、高野、九度山両町を流れる玉川峡(紀伊丹生川)で、解禁になり、近畿各地から多くの太公望が訪れた。前夜から川原で焚き火をして待機、午前零時かっきりに釣りを開始する人、夜明けとともにマイカーで来て、ゆったりと釣り始める人などさまざまで、昼前には各岩場とも、サオの放列となった。
同市彦谷の稚児(ちご)の滝付近の岩場では、大阪府河内長野市の会社員、井上修さん(42)が、わずか数分の間に、体長25センチ級のアマゴを、続けさまに釣り上げた。井上さんは、「玉川峡へは8年ぶりですが、いきなり良い形のアマゴがつれた」と、一緒にきた友人とともに大喜び。
玉川漁協の上西進組合長は、「沿道には北海道のナンバーの車が2台見かけるなど、遠方から来てくれる釣り客に感激しています。初日はイクラを餌にして、体長22~25センチのアマゴを、たちまちクーラーいっぱい(約30匹)にした人もいました。皆さん、帰って塩焼きにする。起伏に富んだ玉川峡のアマゴは、激しく泳いでいるので、身が引き締まっておいしいですよ。天候はまずまず、釣果も味も上々です」と、胸をたたいていた。
同漁協は昨年6月、アマゴの稚魚30000匹を放流し、今年2月早々には河合橋~柿平橋間で、成魚約7000匹を放流した。3年前に放流したアマゴなら、体長38センチ級の「天然もの」に成長しているという。遊漁料は日券2100円、年券4200円。問い合わせは同漁協(0736・54・4640)へ。
更新日:2011年3月6日 日曜日 15:44