これまで22回にわたり、和歌山県橋本市の紀見峠から、同県高野町の極楽橋までを見てきた南海高野線アーカイブス。最終回は、紀見トンネルを越え、大阪府河内長野市の天見から河内長野までの単線時代を振り返る。 単線区間は当初、1907年(明治40)11月に発足した高野登山鉄道会社の手によって、14年(大正3… 続きを読む
南海高野線アーカイブス22回目は、高野線の終着駅・極楽橋駅。 この駅のプロフィールを紹介しよう。1929年(昭和4)2月21日に開業。翌年6月29日には、ケーブルカーが開通し、「座ったままで高野参り」が、キャッチフレーズに。不動谷川に架かる朱塗りの「極楽橋」が、そのまま駅名になった。所在地は国有林… 続きを読む
前回「さようなら21000系ズームカー」を取り上げたところ、「単線区間を走る写真があれば」という要望があった。このシリーズで、今まで7回ほど登場したことがあるが、要望に応えて今回21回目のアーカイブスは、橋本(和歌山県橋本市)までまだ単線だったころの、紀見峠―紀伊清水間の初公開になるモノクロ写真3枚… 続きを読む
1997年(平成9)8月29日金曜日の極楽橋駅(和歌山県高野町)。多くの鉄道ファンらが駆けつけ、湧きたっている。初代ズームカー21000系最後の「さよなら運転」の日だ。 山岳部では低速度で勾配をのぼり、平坦部では高速運転できる名車ズームカーとして58年(昭和33)にデビュー。主に通勤電車に使用され… 続きを読む
終着駅極楽橋(和歌山県高野町)一つ手前にある山の中の一軒家のような駅。19回目の アーカイブスは、1928年(昭和3)6月18日に開業した紀伊神谷(きいかみや)駅。 ホームの写真は16年前、木々の間から見た駅舎は、ごく最近の撮影だが、開業当時とほとんど変わらない。文化遺産の香りが漂う木造駅舎が魅力… 続きを読む