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企画展・陸奥宗光と橋本~郷土資料館・写真約50点

和歌山県橋本市・九度山町・奈良県五條市ゆかりの政治家・陸奥宗光(むつ・むねみつ)=天保15年(1844)~明治30年(1897)を紹介する秋季企画展「陸奥宗光と橋本」が、橋本市郷土資料館(同市御幸辻786)で開かれている。12月27日(金)まで。入館無料。
宗光は紀州藩の重臣・伊達宗広の第6子として和歌山市で誕生。宗光9歳の時、父は藩の政争に巻き込まれ、田辺安藤家へお預け。宗光も母や兄とともに嘉永6年(1853)、伊都郡名古曽村(現・橋本市高野口町名古曽)の十里塚で追放された。
宗光らは橋本市小原田や同市恋野などを流浪の後、九度山町入郷の庄屋・玉置左五兵衛方の一室に居住。紀伊伊都郡東家の大和街道沿いに居住していた和田復軒に漢学を学んだ。兄は子供たちに読み書きを教え生活。宗光は15歳で単身、江戸へ出発するまで、五條で勉学に励んでいる。
宗光は文久3年(1863)、神戸・海軍操練所で勝海舟に師事。そこで坂本龍馬の亀山社中・海援隊に参加。明治維新後は、和歌山藩の藩政改革を実現し、第2次伊藤博文内閣の外務大臣として、日英通商航海条約を締結。不平等条約である治外法権の撤廃など数々の功績を残した。
今回の秋季企画展では、これら陸奥の歴史的舞台である橋本、九度山、五條、和歌山市の写真約50枚と、陸奥の略年表、物品1点などを展示した。
陸奥の顔写真をはじめ、大正時代の伊郡郡役所、昭和20年代の伊都地方事務所、昭和30年代の紀の川橋本橋などの写真や、「日本外交百年史」(国会審議調査会1984年)を紹介。
唯1点飾られた「花筒(はなづつ)」(高さ108センチ、直径18センチ)は、その内部に16弁菊花紋や桐紋が施され、「陸奥宗光が明治天皇から拝領した花筒で、世話になったお礼に小原田(橋本市)の旧山下家に置いて行ったものと伝えられています」と説明文を添えている。
同郷土資料館は南海高野線・御幸辻駅近くの杉村公園内にあり、開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時40分まで)。休館日は毎週月曜日か祝日の翌日。問い合わせは同館(電話・FAX0736・32・4685)。
写真(上)は秋季企画展「陸奥宗光と橋本」。写真(中)は陸奥が世話になった橋本市小原田の旧山下家に置いて行った明治天皇から拝領の花筒。写真(下)は陸奥の足跡を感じさせる伊都郡役所などの写真の数々。

更新日:2019年11月15日 金曜日 00:00

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