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いざ岡潔顕彰・囲碁将棋大会!プロ棋士も指導対局

世界的超1級の数学者で和歌山県橋本市名誉市民・岡潔(おか・きよし)博士(1901~78年)を讃える初の「岡潔顕彰 囲碁・将棋大会」が、12月3日、橋本市教育文化会館で開かれた。主催する橋本市岡潔数学WAVEの瀬岡佳史(せおか・よしふみ)会長=は「大人も子供も岡博士の愛した囲碁・将棋を楽しんでくれました」と謝辞を述べた。
岡博士は随筆集に江戸時代の囲碁棋士・本因坊道策(ほんいんぼう・どうさく)の棋力を綴り、雑記集では盤上の棋譜を手書きして、自作の俳句では「古棋譜讀む南の窓に梅白く」と詠嘆。囲碁・将棋の世界を好み、5~6段の腕前だったらしい。
この日、囲碁大会には32人、将棋大会には34人の、7歳から60歳代の子供や大人たちが参加。瀬岡会長が囲碁、奥村浩章(おくむら・ひろあき)副会長が将棋の、それぞれ会場で開会挨拶。
正副会長は木地茂典(きじ・しげのり理事らとともに、「岡博士は数学だけでなく、哲学者、文学者としても超1級でした」「来春には、読売テレビ創立60周年記念ドラマとして岡博士のご夫婦の物語が、全国放送されます」「きょうはぜひ、囲碁・将棋を愛した岡博士を偲びながら、対戦してください」などと訴えた。
囲碁は無階級で、将棋はA級(1級以上)、B級(2級以下)に分かれ、予選リーグ・決勝トーナメント方式で熱戦を繰り広げた。
大人相手に挑む子供たちの真剣な表情、子供とはいえ手加減できない大人の眼差し。周囲からは親御さんや大会関係者らがやさしく見守った。
その結果、囲碁は海南市の中学1年生で2段の腕前の崎山隼(さきやま・はやと)さん(12)、将棋A級は会社員で3段の小倉新太郎(おぐら・しんたろう)さん(24)、B級は中学校1年生の瀬浦侃央(せうら・なお)さん(14)が、それぞれ優勝を飾った。
一方、これと併行して「プロの指導対局」(囲碁・将棋)も開かれ、囲碁の小西和子(こにし・かずこ)8段、将棋の増田裕司(ますだ・ゆうじ)6段の2人が登場した。
囲碁は和室に碁盤を置いて3面打ち(挑戦者3人相手)、将棋は長い卓上に将棋盤を並べて約10面打ち(同10人)が行われ、参加者はプロ棋士と対戦できる喜びとともに、その実力のすごさに心打たれていた。
12月10日(日)午後1時30分~同4時には、「岡潔 顕彰講演会」があり、今回の囲碁将棋・優勝者の表彰式の後、「岡潔思想研究会」主宰・横山賢二(よこやま・けんじ)さんが「岡潔先生まぼろしの講義」、岡博士の史料編纂の第一人者・松澤信夫(まつさわ・のぶお)さんが「岡先生の残したこと」と題して講演する。聴講無料。
問い合わせは岡潔数学WAVE事務局(電話=0736・32・0034)へ。
写真(上)は囲碁対局の風景。写真(中)は将棋対局の風景。写真(下)は「プロの指導対局」で囲碁の小西和子(こにし・かずこ)8段に挑む子供たち。

更新日:2017年12月4日 月曜日 00:00

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