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水消火器・改良日本一♪橋本市長が3職員を功労表彰

和歌山県橋本市の平木哲朗(ひらき・てつろう)市長は、一般社団法人全国消防協会主催の「消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文」で、最優秀賞を受賞した橋本市消防本部の芝浩民(しば・ひろたみ)消防司令補(43)ら3人に対し、6月14日、「職務に真摯に取り組み、他の模範となる顕著な成果を上げた」として職員(功労)表彰した。
受賞者は芝・消防司令補と中谷英司(なかたに・えいじ)消防士長(30)、桐原良威地(きりはら・らいち)消防主事(20)の3人。
これまで橋本市消防本部では、市内各事業所や学校などで初期消火訓練を実施。まちの環境に配慮して、訓練機器には「水消火器」を使用。ところが「本物の粉末消火器」と違って「水鉄砲みたい」「リアリティーがない」との意見とともに、消火訓練への関心の低下が心配された。
そこで芝消防司令補ら3人は昨年4月、「本物に近い消火器を」と研究を重ね、水消火器の内部のサイホン管に「コ」の字型に加工したパイプを差し込み、バンドで固定して、蓄圧(ちくあつ)された空気と水を混合、噴霧状に放射できるようにした。
この改良型・水消火器を、消火訓練で使ったところ、参加者は、粉末消火器とほとんど変わらない放射距離、放射範囲、放射時間、噴霧状の放射性状などを体感。「本物の消火器みたい」と好評を博した。
これが昨年の「和歌山県消防研究発表会」や「全国消防長会東近畿支部消防研究会」で高く評価され、今年の全国大会で最優秀賞を受賞した。
この日、市長室で芝・消防司令補ら3人の職員(功労)表彰の後、橋本市消防本部前で、報道陣に「改良型・水消火器を使った消火訓練」を披露。
向こう側の消防士が゛従来型」、手前の消防士が「改良型」を持ち、それぞれ同時に放射すると、向こう側が「水鉄砲」のようなのに対し、手前は「本物の粉末消火器」のように、噴霧状にシュワ―と音を立ててとび、その違いを見せた。
同本部の話では、すでに県内外の消防本部から「改良型・水消火器」について、計6件の問い合わせがあり、今後、全国的に波及する可能性もある。
芝・消防司令補は「この件に関し、私たち3人は約3か月間、あれこれと創意工夫しました。完成した改良型・水消火器の良さが、皆さんに評価されて、とてもうれしいです」と話した。
写真(上)は平木・橋本市長から職員(功労)表彰を受ける桐原消防主事ら3人。写真(中、下)は橋本市消防本部前で披露された「初期消火訓練」=手前が改良型・水消火器、向こう側が従来型・水消火器。

更新日:2017年6月14日 水曜日 00:03

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