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国史跡「黒河道」マップ作成♪公民館などで無料配布

世界遺産・高野山(和歌山県高野町)へ山麓の同県橋本市から通じる国の史跡・黒河道(くろこみち)のマップ「高野参詣道 黒河道を歩く」が1万冊発行された。国はユネスコ(国連教育・科学・文化機関)に、黒河道を含む高野参詣道などを「世界遺産」に追加提案する方針で、このマップは参詣人やハイカーにとって貴重。橋本市の各地区公民館などで無料配布している。
このマップは橋本市と同市教育委員会が「高野七口再生保存会」=池田和夫(いけだ・かずお)会長=の調査資料に基づき発行。折りたたみ(12枚)式で、広げるとA2判の大きさ。黒河道は橋本市賢堂の定福寺~高野山の黒河口女人堂跡(約16キロ)。
マップではJR・南海橋本駅~定福寺~五軒畑岩掛観音~明神ヶ田和~市平橋~林道合流~久保小学校~茶堂跡~粉撞(子継)峠~女人堂跡について、各距離、各歩行時間、各標高などを図示。
「文禄3年(1594)の豊臣秀吉の高野参詣の帰途に用いられたことが文献にみえ、高野参詣の主要な道の一つであったことがうかがえます」などと解説。要所に風景カラー写真を配している。
また、「高野山への参詣道」のタイトルで、世界遺産の「高野山町石道」、同「熊野参詣道 小辺路」、国の史跡「高野山 女人道」、同「三谷坂」のほか、「京大坂道」「有田龍神道」「大峰道」「相の浦道」「麻生津道(西国街道)」を図示。短く解説文を添えている。
黒河道は昨年10月7日、和歌山県教育委員会や橋本・伊都地方の各市町教委の調査・研究、地元住民の協力により、国史跡に指定。さらに国は黒河道を含む熊野・高野参詣道など県内22地点を「世界遺産」にユネスコ・世界遺産センターへ追加提案する方針。橋本市教委の大岡康之(おおおか・やすゆき)学芸員は「このマップは、高野参詣登山に役立つだけでなく、高野参詣道の資料でもあり、見ていて楽しいと思います」話している。
マップは橋本市教育委員会、各地区公民館、橋本図書館、橋本市郷土資料館、あさもよし歴史館に置いている。
写真(上)はマップ「高野参詣道 黒河道を歩く」。写真(中)は「黒河道」で畑ごんぼの「雑事のぼり」の再現風景。写真(下)は全開したマップの「黒河道」図示内容。

更新日:2016年1月24日 日曜日 00:00

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