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圧巻!大天狗の渡御行列~丹生都比売神社・花盛祭

世界遺産「丹生都比売(にうつひめ)神社」=丹生晃一(にゅう・こういち)宮司、和歌山県かつらぎ町上天野230=で、4月19日、祭神に花を供えて春の訪れを祝う、恒例の「花盛祭(はなもりさい)」が開かれた。
同神社は1700年以上の歴史を誇り、主祭神は天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神で、同大神を祀る全国約180神社の総本社。創建から約500年後の弘仁7年(816)、弘法大師・空海が同神社の神領・高野山を拝領、高野山を開創した「神仏融合」のはじまりの神社とされる。
この日午前は、神官が平成の造営を終えた朱塗りの本殿の扉を開け、丹生宮司が、人々の幸せを祈って祝詞(のりと)を奏上。地元の子どもたちが楼門内で、雅楽に合わせて「浦安の舞」を披露し、笙(しょう)や太鼓の舞楽奉納も行われた。
午後は、鎌倉時代から続く「渡御(とぎょ)の儀」で、これは神輿(みこし)行列が、遥か和歌山市和歌浦の玉津嶋神社まで巡行した「浜降り神事(はまくだりしんじ)」をもとに、天野の里では「渡御の儀」として続いてきた。途中、何度か中断したが平成元年、丹生都比売大神を尊崇する、地元の人たちの協力で復興したという。
この日、真っ赤な天狗の面をかぶって、一枚歯の下駄をはいた大天狗を先頭に、お神輿(おみこし)を担ぐ人、神玉や剣、弓矢を持った狩衣(かりぎぬ)姿の人など、約100人の行列が、うやうやしく楼門を出発。
桜やバラを生けた計24本の竹筒が両サイドに並ぶ参道を練り歩き、鏡池に架かる朱塗りの太鼓橋を静々と渡った。その姿は時代絵巻そのもので、参拝・観光客らは、その光景を必死でスマホやカメラに収めていた。
参拝・観光客らは、「きょうは、雨や雷が心配されたが、この通り、春の陽気いっぱい」「大天狗が太鼓橋を渡る時は、日本の原風景を見ているみたい」と感激していた。
写真(上)は丹生都比売神社の楼門を出発、参道を進む天狗の渡御。写真(中)は鏡池の太鼓橋を渡る渡御の行列。写真(下)は天狗の後も太鼓橋に続く渡御の行列。

更新日:2015年4月20日 月曜日 00:00

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