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玉川峡アマゴ成魚8000匹放流~3月4日解禁

大阪に近い渓流釣りの本場、和歌山県橋本市、九度山、高野両町を流れる玉川峡(紀伊丹生川)で、2月13日(月)、アマゴの成魚約8000匹が放流された。アマゴ釣りは3月4日解禁され、京阪神方面から大勢の太公望が訪れる。また、同25日には同川で子どもを中心にした「ファミリーアマゴ釣り教室」も開かれることになっている。
玉川漁業協同組合(上西進組合長)は、この日、橋本市の犬戻り~河合橋の約6キロ間70か所と、キャンプ場のある九度山町の塩の瀬橋付近の同川で、和歌山県日高川町の日高川漁業協同組合から、水槽トラックで運ばれたアマゴを、次々と放流した。
玉川漁協の話では、日高川町の〝蓄養池〟が、昨年秋の台風12号で大きな被害を受け、その後、補修してアマゴを育てたが、成育状態は良好で、体長17~20センチに成長。組合員がバケツで渓流に放流すると、アマゴは背中の美しい斑点を輝かせながら、元気に上流へ泳いで行った。
また、「来年の渓流釣りも楽しく」と、6月には、さらにアマゴの稚魚約3万匹を放流する予定。組合員は「今年のアマゴは大型なので、喜んでもらえそう。私たちは、体長15センチ以下のアマゴについては、川に戻すことにしています」と話した。
遊漁料は日券2100円、年券4200円(消費税込)と例年並み。
一方「ファミリーアマゴ釣り教室」は、高齢者だけでなく、子どもたちの渓流釣りファンも増やそうと、3月25日、九度山町丹生川の同川で開催。午前10時(同9時から受け付け)に丹生川小学校跡に集合し、同地点から下流の大柳橋まで約200メートル間で、アマゴ釣りを体験する。
募集人員は約70人(先着順)で、参加費は1人3000円(ただし中学生以下・女性は1500円)。釣具、エサ、昼食、飲み物などは各自持参。小学生以下は保護者同伴、雨天決行としている。
上西組合長は「寒い冬が過ぎれば、いよいよ渓流釣りの季節。今年も玉川峡の環境を守り、気持ちよくアマゴ釣りを楽しんでいただきますち」と言っている。問い合わせは同組合(0736・54・4640)。
写真(上)はアマゴを放流する組合員ら。写真(中)は大きく成長した放流前のアマゴ。写真(下)は清流・玉川峡。


更新日:2012年2月13日 月曜日 15:13

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