ニュース & 話題

紀ノ川鉄橋ぐにゃり~高野線復旧めど立たず

    ぐにゃりと曲がった南海高野線紀ノ川鉄橋のレール
    ぐにゃりと曲がった南海高野線紀ノ川鉄橋のレール
    ぐにゃりと曲がった南海高野線紀ノ川鉄橋のレール
    復旧のめどが立たない南海高野線の鉄橋
    検証ができないでいる南海高野線紀ノ川鉄橋の橋脚
    検証ができないでいる南海高野線紀ノ川鉄橋の橋脚

南海高野線は、台風12号の影響で、和歌山県橋本市の紀ノ川鉄橋に不具合が生じ、紀ノ川北岸の橋本駅と、同南岸の紀伊清水駅間が不通になっているが、9月11日、同電鉄関係者の話で、鉄橋の橋脚が上流側にずれて、レールが「く」の字形に曲がっていることがわかった。その原因や橋脚の損傷程度などは、大迫ダム放流が止まってから検証するといい、開通までかなり日数がかかりそう。
9月5日午前9時ごろ、極楽橋から難波方面に向う電車の運転士が、鉄橋を渡っている際、車輪が「ガタガタ」ときしむ音に気づき、橋本駅で「鉄橋に異常あり」と報告した。さっそく同電鉄が調査した結果、肉眼でもはっきり分かるほど、レールが「く」の字形に曲がっていたため、急ぎ、橋本~紀伊清水間で運休措置をとった。
同電鉄では「紀ノ川の鉄橋は全長217.メートルで、その鉄橋の橋本駅側(北岸)から3本目の橋脚が東側(上流側)に最大約60ミリ、線路が同様に最大約12ミリずれていることがわかった」としている。
当初、原因は、激流に転がされてきた岩石などの重量物が橋脚にぶつかり、その衝撃でレールが曲がったのではないかと推測されていたが、鉄橋は下流ではなく、上流にずれており、激流で橋脚の底部がえぐられた可能性も考えられている。
同電鉄では、大迫ダムの放流が続いており、原因究明は、水位が完全に低下してからになるので、復旧の見通しは立たないとしている。
同電鉄は、たまたま高野山側にあった電車3両を活用し、5日午後6時ごろから、紀伊清水~極楽橋間(電車)~高野山(ケーブルカー)間で折り返し運転を実施。橋本~紀伊清水間は、小型バスで振り替え輸送。特急こうやは、橋本~極楽橋駅間で運休(難波~橋本駅間は運転)、天空は全区間で運休している。
乗降客は「こんなこといつまで続くのか。かといって、鉄橋が安全にならないと…」と、一様に困った表情。「紅葉の秋まで、こんな調子だと、世界遺産・高野山の参拝・観光客も減るのでは」と、口々に話し合っている。
(写真はフォトライター 北森久雄さん撮影)

更新日:2011年9月11日 日曜日 08:26

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事