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紅白鮮やか藪椿(やぶつばき)&水仙(すいせん)開花♡橋本市恋野・浮御堂の池畔=休憩所で高齢者「弁当もおいしい♪」
奈良時代の中将姫の隠れ里と伝わる、和歌山県橋本市恋野の浮御堂の池畔で3月中旬、真紅の藪椿(やぶつばき)や真っ白い水仙(すいせん)などが沢山開花、まばゆい早春風情を繰りひろげた。
これは地元の医師で同県自然保護監視員だった故・田中治(たなか・おさむ)さんが約30年前「紀州自然の素晴らしさを感じてもらおう」と、浮御堂周辺に沢山の花木を植栽。今春も藪椿や水仙、蝋梅(ろうばい)などが次々開花、早春の香りが溢れている。
冬は「暖かい日に」夏は「涼しい日に」を選び、浮御堂の池畔の座席で弁当を味わう高齢者の一人は、「私は中将姫ゆかりの恋野が大好き。今日も満開の藪椿や水仙に巡り合えてよかった」と笑顔があふれていた。
[季語・椿の俳句と水仙の俳句10句ずつ紹介]
白椿昨日の旅の遥かなる(中村汀女)
紅椿こゝだく散りてなほ咲けり(日野草城)
藪椿門は葎の若葉かな(松尾芭蕉)
仰向いて雲の上ゆく落椿(三橋鷹女)
落椿かかる地上に菓子のごとし(西東三鬼)
落椿とは突然に華やげる(稲畑汀子)
落椿投げて煖炉の火の上に(高浜虚子)
落椿美し平家物語(高浜虚子)
落椿浄土と眺め終んぬる(後藤夜半)
落椿足のふみどのなかりけり( 久保田万太郎)
水仙のしづけさをいまおのれとす(森澄雄)
佛壇の障子煤けて水仙花(寺田寅彦)
水仙の香も潮の香も路地のもの(稲畑汀子)
水仙や一日のばす誕生日( 五十嵐播水)
水仙や日は中空にかゝりたる(高浜虚子)
水仙や雨に霰に戸を閉めて(中村汀女)
水仙をよくよく見たる机かな(桂信子)
水仙を生けしこころに習ひけり(後藤夜半)
水仙を買ひ風塵にまぎれ行き(中村汀女)
蛸壷に水仙を活けおほせたり(正岡子規)
写真(上、下)は浮御堂の池畔に咲いた藪椿と水仙の花。写真(中)は浮御堂の風景。













