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紀州かつらぎ ふるさとオペラ第2回「お照の一灯」(故・防野宗和さん脚本)近づく♡12月20(土)・21(日)かつらぎ総合文化会館♪
和歌山県かつらぎ町文化協会長で、書画・工芸作家だった故・防野宗和(ぼうの・そうわ)さんの脚本を生かした、紀州かつらぎふるさとオペラ第2回「お照の一灯」が12月20(土)・21(日)両日、同町総合文化会館大ホールで上演される。
防野さんの友人でFMはしもと元報道部長の中野豊信(なかの・とよのぶ)さんは「素敵な物語なので、ぜひお楽しみ下さい」と言っている。
「お照の一灯」とは、弘法大師・空海が入定(にゅうじょう)している高野山奥の院・御廟(ごびょう)の拝殿・灯籠堂(とうろうどう)で、今なお1000年間も灯り続けている灯明のこと。
この灯籠は、少女・お照が養父母の菩提(ぼだい)を弔うため、自らの黒髪を売って献上。これに対し、ある長者(ちょうじゃ)が万灯(沢山の灯籠)を納めて、貧しいお照を見下げる。
ところが長者の灯籠は、突然起きた豪風に煽られて、全て消滅したのに対し、お照の一灯は神々しく灯り続けたため、長者は自分の拙さに気づき、深々と頭を下げたと伝わる。
毎年夏の高野山・奥の院「ろうそくまつり」では、この「お照の一灯」を源に大勢の檀信徒や家族連れらが、長い参道に並ぶ無数のろうそくに火を灯しながら手を合わせている。
神仏習合の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社のある同町天野の里は、お照の暮らした終焉(しゅうえん)の地で、神社近くの小高い森には「お照のお墓」があり、防野さんは生前、足しげく墓参、お照の生きざまを脚本にまとめた。
遺憾ながら防野さんは令和3年(2021)6月に病没したが、紀州かつらぎふるさとオペラ実行委員会=福本陽子(ふくもと・ようこ)委員長は「防野さんの脚本を生かそう」と活動、唐谷裕子(からたに・ゆうこ)さん演出・脚本補筆、車川知寿子(くるまがわ・ちずこ)さん作曲で令和5年(2023)3月、第1回「お照の一灯」を開催。
オペラが終わると、客席で涙をぬぐいながら、拍手を贈っていた人々は「お照ものがたりが、素敵なオペラで演じられ、深く心に伝わりました」「防野さんに感謝、ご冥福を祈ります」と話していた。
今回も唐谷裕子(からたに・ゆうこ)さん演出・脚本補筆、車川知寿子(くるまがわ・ちずこ)さん作曲で、お照役の十鳥可奈子(じゅうとり・かなこ)さん、僧侶の声明(しょうみょう)や女声合唱、計約40人が練習。12月20(土)・21(日)両日、同町総合文化会館大ホールで午後1時30分開場、同2時開演される。
チケットはS席2000円、A席1500円(全席指定)。問い合わせは同会館(TEL0736・22・0303)。
FMはしもと元報道部長で今回、村の長(むらのおさ)役を演じる中野豊信さんは「ぜひお楽しみください」と訴えている。
写真(上)はお照を演じる十鳥可奈子さん。写真(中・下)は「お照の一灯」練習風景。













