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創造の軌跡―――「鈴木源二さんの回顧展」開幕♡「いのり」仏画に心癒される~27日(月)まで和歌山県民文化会館
和歌山県橋本市山田の画家・鈴木源二(すずき・げんじ)さんの「回顧展~創造の軌跡~」が10月22日、和歌山市の県民文化会館1階「和歌山県民ギャラリー」で開幕した。27日(月)まで。
鈴木さんは昨年12月に82歳でご逝去され、回顧展では「いのり」と題した仏画など約50点を展示。同館では「作品の変遷と作家の創作世界をじっくりご堪能下さい」と推奨している。
鈴木さんは獣医師で元和歌山県職員。自筆画は1970年の新世紀展入選以降、池上賞、大阪府知事賞を受け、小磯良平大賞展や青木繁記念大賞展で入選。新世紀美術家協会委員や県美術家協会会長を務めた。
今回の「回顧展~創造の軌跡~」では「いのり(合掌)「いのり(怒り)「いのり(津波)」の仏画や、「裸婦」「通天閣」「少女の思考」など。鈴木さんの仏心が溢れている。
多くの鑑賞者は幾度も仏画の前で立ち止まり、「このように心にしみる仏画を見るのは初めて。もちろん裸婦の絵もあざやかです」と目を輝かせている。
同展は10月22日(水)~27日(月)の午前10時~午後5時(最終日・午後4時)県民文化会館(大展示室、特設展示室)。
写真(上)は鈴木さん筆「いのり(合掌)「いのり(怒り)「いのり(津波)」の仏画。写真(中)は会場で紹介されている在りし日の鈴木さんのお姿。写真(下)は人々の心癒す鈴木さんの回顧展。
更新日:2025年10月22日 水曜日 23:01













