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無数の鉄砲ユリまばゆく開花♡橋本・伊都地方の紀の川フルーツライン(広域農道)沿い~万葉人ゆかりの妹背山は影絵のよう♪
万葉時代の旅人に愛されたことで名高い、和歌山県かつらぎ町の妹背山(いもせやま)が望める、橋本・伊都地方の紀の川フルーツライン沿いで8月中・下旬、無数の鉄砲ユリが咲き並び、紀の川北岸の妹背山はまるで影絵のよう。
マイカーで高野山・金剛峯寺へ参拝する家族連れらは「昔のお遍路さんや旅人の旅情が伝わってきます」と心和ませている。
8月20日朝、同フルーツライン沿いの山肌では、真っ白な鉄砲ユリが満開になり、歴史深い妹背山がまるで屏風画のような風情。
万葉人はこの妹背山について「我妹子(わぎもこ)に我が恋ひ行けばともしくも並び居るかも妹と背の山」(都に残してきたあの娘を恋しく思いながら、紀伊路を歩いていくと、うらやましくも仲むつまじく並んでいることよ。この妹と背の山は)=作者未詳=と歌っている。
高野山金剛峰寺へマイカーで往来する家族連れや友人グループは、無数の鉄砲ユリに驚いてユリ、ユリ、ユリを背景にスマホ撮影。紀の川彼方の妹背山の影絵もカメラに頂いていた。
写真(上、中)はフルーツライン沿いに咲いた鉄砲ゆり。写真(下)は彼方の紀の川岸で影絵のように聳える妹背山。
[百合の俳句23句紹介]。
驟雨欲来五尺ノ百合ヲ吹ク嵐(正岡子規)
小説は書けねど百合の咲きにけり(久保田万太郎)
山百合と気づかぬまゝに見上げゐし(稲畑汀子)
山百合にねむれる馬や靄の中 (飯田蛇笏)
山百合を捧げて泳ぎ来る子あり(富安風生)
書斎兼寝室机上百合一輪(五十嵐播水)
百合におう職場の汗は手もて拭く(西東三鬼)
百合剪つてくれし少年尼僧めく(中村苑子)
百合涼し右にゆれても左にも(河東碧梧桐)
笹百合に鼓置きあり泊りけり(長谷川かな女)
萱の中に鼻摺る百合や青嵐(杉田久女)
庭の百合も主を喪ひし(津田清子)
起こり来る事を待ちつゝ百合を見る(高浜虚子)
朝市へ鉄砲百合を肩抱(矢島渚男)
壁に向く鉄砲百合のなほ開かず(古館曹人)
しづけさは鬼百合の丈そのあばた(森澄雄)
安土城址なる鬼百合のまつさかり(河合照子)
巌上に鬼百合の咲く岬かな(平井照敏)
鬼百合のひらく怒号を聴かざりし(上田五千石)
鬼百合は畦の義民の墓に咲く(大峯あきら)
鬼百合や妻が少女となりし家(香西照雄)
鬼百合や蒟蒻玉の一むしろ(正岡子規)
黒揚羽鬼百合の蜜吸ひあまさず(細見綾子)













