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白いサルスベリ満開に♪大阪・貝塚の水間観音寺♡水子地蔵尊には生前の子どもたちの冥福祈る♡
和歌山県橋本・伊都地方の人々からも崇敬されている、大阪府貝塚市水間の水間寺(みずまでら)は8月中旬、白いサルスベリ(百日紅)が満開になり、大勢の参拝・観光客が先祖の冥福と世界平和を祈願、神々しい水子(みずこ)地蔵尊には生まれる前に亡くなった子どもたちのご冥福を祈り手を合わせていた。
水間寺は天平16年(744)、聖武天皇の勅願で行基菩薩が創建。 天正13年(1585)の豊臣秀吉の根来寺・水間寺攻めにより焼失。文化8年(1811)本堂上棟、文政10年(1827)に諸堂復興した。ご本尊は聖観世音菩薩で、多くの人々は同寺を「水間観音」と称している。
本堂・三重の塔近くでは白いサルスベリが開花。水子地蔵尊わきでは珊瑚樹の実もあざやか。水子地蔵尊とは流産や死産、中絶などで生まれる前に亡くなった子ども(水子)の霊魂を供養するお地蔵様のこと。
そばの掲示板には「水子地蔵和讃・童子の祈り 帰命頂礼(きみょうちょうらい)地蔵尊 蓮の台(はすのうてな)に鎮(しず)まりて 六道能化(ろくどうのうけ)の内証を忍辱慈夢(にんにくじむ)と度し給う 親子のえにし薄くして この世の光仰ぎ見ず 乳房を求むるすべもなく 長き闇路の独り旅 父こいし母恋しけれ 日毎夜毎の夢枕立ちて我が身を恋うるなり」回向(えこう)水間寺と紹介。
日傘姿で訪れたご高齢の一女性は「水間観音ではいつも心癒されます」と話していた。
写真(上、下)は満開の白いサルスベリや本堂と三重の塔。写真(中)は有難い水間寺の水子地蔵尊。
[百日紅の俳句24句紹介]
てらてらと小鳥も鳴かず百日紅(正岡子規)
宿坊に女湯のあり百日紅(西村和子)
死に未来あればこそ死ぬ百日紅(宇多喜代子)
百日紅いついつまでの父たりや(清水基吉)
百日紅ごくごく水を呑むばかり(石田波郷)
百日紅何年後は老婆たち(三橋鷹女)
境内のこれは別格百日紅(高澤良一)
百日紅母校はいまも少女学ぶ(津田清子)
百日紅片手頬にあて妻睡る(加藤秋邨)
百日紅百日咲いて開かずの門(三橋鷹女)
さるすべり美しかりき与謝郡(森澄雄)
身のうちの白さるすべり旅のあと(桜井博道)
朝よりも夕の初心百日紅(後藤比奈夫)
朝雲の故なくかなし百日紅(水原秋桜子)
武家屋敷めきて宿屋や百日紅(高濱虚子)
百日紅つかれし夕べむらさきに(橋本多佳子)
百日紅乙女の一身またゝく間に(中村草田男)
百日紅百日咲かば妻癒えむ(青木重行)
先づ黄なる百日紅に小雨かな(夏目漱石)
娘もすでに女盛りや百日紅(伊東宏晃)
客にとる昼寝すゝぎや百日紅(五十嵐播水)
寺の門に猿曳憩ふ百日紅(寺田寅彦)
百日紅子を生みてより人信ず(中村明子)
百日紅この地母郷のごと見むか(角川源義)













