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戦後80年…第11回「橋本灯籠流し」戦没者慰霊、ご先祖の安泰祈る♡家族連れら金魚すくいなども楽しむ♪
ご先祖などの御霊(みたま)をお送りする、第11回「橋本灯籠(とうろう)流し」が戦後80年の8月15日夜、和歌山県橋本市のJR・南海橋本駅近くの橋本川で行われ、大勢の家族連れらが綺麗な灯籠を流して戦没者を慰霊、ご先祖の安泰と世界平和を祈った。
ここはJR・南海橋本駅から西へ徒歩約5分の橋本川・古東橋たもと。紀の川へ合流する同川は街灯にきらきら。堤防沿いでは「金魚すくい」「かき氷」「たこ焼き」などの夜店が10数店並び、ゆかた姿などの家族連れらでいっぱい。
高野山真言宗の観音寺(橋本・東家)の柿内諦光(かきうち・たいこう)住職や応其寺(橋本・古佐田)の松井孝憲(まつい・こうけん)副住職、普賢寺(橋本・菖蒲谷)の平田一成(ひらた・いっせい)住職、成就寺(学文路)の木曽泰延(きそ・たいえん)住職ら僧侶5人は午後7時頃から灯籠や水流に向かって読経。
石段上で待っていた大勢の市民が流し場へ降りて、まばゆく輝く灯籠を一つ一つ丁寧に流して両手を合わせた。灯籠は幾筋かの列を成して輝き、神々しく流れて行く。
この後、家族連れや友人グループは、同川左岸に林立する夜店に向かい。「かき氷」「たこ焼き」を味わい、「金魚すくい」などを楽しんだ。
子供連れの親御さんらは「戦後80年…、戦没者や祖先の安寧を祈れて良かった。戦争はもう二度としてはならない」と話していた。
[灯籠流し=流燈の俳句23句紹介]
うっすらと水明り流燈そこを過ぐ(高澤良一)
流燈の二つひっつき流れけり(高澤良一)
うなづきゆく流燈のこの明るさは(鷲谷七菜子)
流灯に残されし手の冷えて闇(鷲谷七菜子)
忘れたるころ流燈の一つ来る(森田 峠)
流すべき流燈われの胸照らす(寺山修司)
流灯の列みて潮の流れ知る(橋本美代子)
流燈の咲きつぐ沖に父ながす(角川春樹)
流燈の唯白きこそあはれなれ(高浜虚子)
流燈の灯影したがふ速さかな(中村汀女)
消えてゐる方の流燈照らされぬ(後藤夜半)
温みある流燈水へつきはなす(桂 信子)
西開くままに流燈西へ行く(山口誓子)
水門に流れかゝりし燈籠哉(寺田寅彦)
燈籠のよるべなき身のながれけり(久保田万太郎)
燈籠流す水足許に来てをりぬ(久米正雄)
突堤や燈籠流す人ゆきゝ(五十嵐播水)
沖に出て流燈の群相別る(石原八束)
流灯の海へ出るほかなかりけり(鈴木真砂女)
流灯やひろしまの石みな仏(木田千女)
流灯会水ひろびろとありしかな(岸田稚魚)
流燈に下りくる霧の見ゆるかな(高野素十)
流燈に奪ひ去らるるもののあり(石田波郷)
写真(上)は灯籠流しの風景。写真(中)は列をなして行く灯籠のかがやき。写真(下)は人々の祈願成就を祈る僧侶の方々。













