ニュース & 話題
今夏初の昼顔1輪開花~JR・南海橋本駅近くの丸山公園~お猿さんはエサをおねだり♪
梅雨入り前の6月7日午後、JR・南海橋本駅近くの丸山公園で、今夏初の昼顔(ひるがお)が1輪開花、一帯に白詰草(しろつめぐさ)が咲きひろがり、園舎に暮らすお猿さん親子は楽しそうな眼差し、訪れる家族連れらも笑顔が溢れていた。
同公園は橋本駅南側の高台で、園内には近畿で最古級の横穴式石室を持つ陵山(みささぎやま)古墳がある。その外堀沿いで唯1輪、若々しい昼顔が咲いて、日光・涼風に輝いている。
古墳の南側に広がる同公園の芝生広場では、いわゆる白詰草(クローバー)が無数に咲いて初夏詩情でいっぱい。
園舎で暮らすお猿さんは、表の長椅子から「可愛いね」と語りかける人々に目をぱちくり。「エサを与えないでください」と表示された園舎の中から「エサちょうざい」というふうに手を差し出していた。
訪れる家族連れらは、お猿さんと会話を重ねたり、園内のブランコやシーソー、ブランコで遊んだりして、梅雨入り前の日和を楽しんでいた。
[昼顔の俳句17句紹介]
昼顔は摘まぬ花なり石の門(中村苑子)
昼顔や流浪はわれにゆるされず(鈴木真砂女)
玄関に昼顔咲くや村役場(正岡子規)
昼顔のほとりによべの渚あり(石田波郷)
昼顔や渋民村に家少し(飴山實)
昼顔に認めし紅の淋しさよ(松本たかし)
昼顔の花に乾くや通り雨(正岡子規)
豆腐屋が来る昼顔が咲にけり(小林一茶)
昼顔に猫捨てられて泣きにけり(村上鬼城)
昼顔の咲きのぼる木や野は広し(中村草田男)
昼顔や手創を洗ふ女武者(寺田寅彦)
昼顔や砂に埋れし石地蔵(寺田寅彦)
昼顔の花に乾くや通り雨(正岡子規)
豆腐屋が来る昼顔が咲にけり(小林一茶)
昼顔の花の中にも砂多少(阿波野青畝)
昼顔やころがる貧乏徳利哉(寺田寅彦)
子ども等よ昼顔咲きぬ瓜むかん(松尾芭蕉)
写真(上)は丸山公園で今夏初の昼顔の開花。写真(中)は「エサをおねだりするお猿さん。写真(下)園舎前の広場に咲き広がる無数の白詰草(クローバー)。