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ふる里・橋本の「芋谷の棚田」で子どもたち田植え体験♡「しんどいけど楽しかった」とにっこり♪

日本の原風景を感じさせる、和歌山県橋本市柱本の「芋谷の棚田(いもだにのたなだ)」で6月6日、市立柱本小学校5年生の子どもたち15人が初めての田植え体験をした。

 

柱本田園自然環境保全会=嶋鎌三(しま・けんぞう)会長、はしもと里山学校=黒井成男(くろい・しげお)代表共催。

 

この「芋谷の棚田」は、大阪・和歌山府県境の南側で、先人たちが約450年前(室町時代)に開拓し、芋谷川の石を使って石垣や水路を構築。田は138枚(計5・4ヘクタール)、畑は9枚(0・8ヘクタール)。これまで棚田を守りながら農作業を継承して良質米を栽培してきた。

 

この日、児童らは同棚田の「はしもと里山学校」に参集。柱本遊休農地利用推進部会の中谷守寛(なかたに・もりひろ)代表は「皆さん、この素晴らしい棚田で楽しく田植え体験してください」と挨拶。

子どもたちは2班に分かれて裸足(はだし)で1枚の水田(計約200平方メートル)に入り、保全会の約10人から田植えの仕方を教わりながら、田植え枠(わく)の赤印を目安にして、手足を泥んこにさせながら、早苗(さなえ)を植えていった。

この日は初夏の青空に恵まれ、山川も棚田も清々しく、子どもたちは「やっぱり大変な作業でしたが、楽しく体験できました」と汗を拭い、大自然の中で深呼吸していた。

10月上旬には収穫体験会を開き、自分たちの植えたお米の味を知らせることになっている。

写真(上、中)は柱本小学校5年生の田植え体験、同(下)は新棚田百選・つなぐ棚田遺産に認定されている「芋谷の棚田」風景。


更新日:2025年6月6日 金曜日 16:47

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