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さあ連休♪女人高野別格本山・慈尊院は大賑わい♡高野山案内犬ゴンちゃんに合掌、山門の花々も楽しむ
ゴールデンウィーク冒頭の4月26、27両日、和歌山県九度山町の女人高野別格本山・慈尊院(じそんいん)=安念清邦(あんねん・せいほう)住職=は、全国から大勢の参拝・観光客が訪れ、家族安泰・世界平和などを祈り、高野山案内犬・ゴンちゃんの石碑にも手を合わせていた。
慈尊院は高野山が女人禁制だった昔、弘法大師・空海の母・玉依御前(たまよりごぜん)が同寺で起居。空海が母に会おうと世界遺産・町石道(ちょういしみち)を往来した名刹で、本堂に御母堂が祀られ、境内では朱塗りの多宝塔が輝いている。
ゴンちゃんは昭和63年(1988)春に慈尊院に住みつき、やがて大勢の参拝者を町石道(ちょういしみち=約24キロ)から高野山へ案内。「お大師様の使いの名犬」として愛された。平成14年(2002)6月、老衰のため永眠したため、同院はゴンちゃんの石像を建立。
山門・左右や石段には、檀信徒が育てた約30鉢の神々しい花々が飾られている。
4月26、27両日は春光・春風に恵まれ、私服はもちろん、遍路姿の家族連れ、友人グループが観光バスなどで訪れ、玉依御前(たまよりごぜん)の本堂前で読経、境内の泉水近くの空海とゴンちゃんの石像に合掌した後、シャクナゲや白藤の花々を楽しんでいた。
同町の名高い「真田まつり」は、道の駅「柿の郷くどやま」西の広場で5月4日午前10時に開幕し、紀州九度山真田鉄砲隊、信州真田鉄砲隊、大阪城鉄砲隊などが火縄銃発砲を披露。人気の武者行列は、5日午後1時の出陣式の後、同30分ごろ出発の予定。
写真(上)は美しい花々の慈尊院・山門をくぐる遍路姿の参拝者。写真(中)は高野山案内に努めた可愛いゴンちゃんの石像。写真(下)は本堂前で合掌するお遍路