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魂の写真家・大塚典子さんの写真展♡楽しいよ♪橋本市矢倉脇の森脇稔さん方~4月30日まで観賞無料
写真を見るだけで心癒される、写真家・大塚典子(おおつか・のりこ)さん(62)=奈良市=の写真展が、和歌山県橋本市矢倉脇の古民家で開かれ、多くの家族連れや友人グループが鑑賞に訪れている。4月30日まで。観賞無料。
ここは南海高野線・紀見峠駅近くの橋本河川愛護会長・森脇稔(もりわき・みのる)さん(83)方の離れ座敷で、その壁面には、機上から撮った富士の雪峰や、岩場から勢いよく立ちのぼる波濤、紅白の大賀蓮(おうがはす)など、日本の自然詩情あふれるモノクロ写真約50枚が掲げられている。
森脇さんが集めた資料によると、大塚さんは病気や負傷で命の危機をたびたび経験してきたが、写真撮影・写真紹介により、人々に喜んでもらえることから「幸福をいただけた」と受け止め「命ある限り写真でお役に立ちたい」と誓っている。
森脇さんの話によると森脇さんの妻(81)は認知症を患っていて、これを知った大塚さんが3月末、手引き台車で写真30枚を持参。これを妻に見せたところ、「なんと素晴らしい」と大喜びだったので、「皆さんに観賞してもらうことに決めた」という。
南海高野線・紀見峠駅周辺は山川の自然に恵まれ、ハイカーや観光客が多く、森脇さん方入口の張り紙で写真展に気づいた人々がゆったり観賞、「こんな素敵な日本の四季を見るのは初めて」と心和ませていた。
森脇さんは「ぜひお立ち寄りください」と言っている。同展は4月12(土)~30(水)日=午前8時~午後7時。
写真(上)は大塚さん撮影の「波濤」。写真(中)は大塚さん。写真(下)は「機上から」など富士の雪峰を観賞する女性たち
更新日:2025年4月25日 金曜日 22:47