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新緑まばゆい「王様の木」旧・橋本小校庭♡石上には球果(松ぼっくり)も飾られ♪
和歌山県橋本市東家の旧・橋本小学校校庭のメタセコイアの巨樹は4月16日、無数の新緑に包まれ、木陰は今春落下した球果(松ぼっくり)でいっぱい。あたりは色とりどりのチューリップが開花、近くの大石の上には、誰かが拾い集めた数十個の球果が飾られ、春風を浴びていた。
同校庭は、弥生・古墳時代の竪穴住居跡、方形周溝墓で、南北朝時代の中央派遣武士の要塞・東家館(とうげやかた)跡という歴史的舞台である。
旧・橋本小学校は昭和30年(1955)ごろ植栽。多くの児童が、この愛称「王様の木」の下で泣いたり笑ったり。貴重な思い出と人生素養を身に着けてきた。
地元有志による「東家しんし会」は毎年夏、華やかな盆踊りを催し、歳末には「王様の木の下で」と題して、メタセコイアの巨樹を約1万個のルミネーションで輝かせて、地元はもちろん東京、大阪などから帰郷する大勢の人々を楽しませている。
春光・春風に恵まれたこの日「王様の木」は新緑まばゆく、旧校庭の石の上に飾られた数十個の球果(松ぼっくり)が神々しい。買いもの帰りに立ち寄った主婦らは「松ぼっくりを飾ったのは昔、ここで学んだ親子かも知れない」と讃え、改めて「王様の木」を見上げていた。
写真(上)はメタセコイアの新緑。写真(中)は木陰で拾い集めて石上に飾られた球果。写真(下)はメタセコイア木陰の風景。
更新日:2025年4月16日 水曜日 22:13