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陵山古墳わきで天を仰ぐ落椿♡橋本駅近くの丸山公園~家族連れら桜並木にも心癒される

近畿最古級の横穴式石室のある、和歌山県橋本市古佐田の陵山(みささぎやま)古墳わきで4月1日、真紅の藪椿(やぶつばき)が満開になり、木陰ではその落椿も沢山ひろがり、日本の古代詩情を漂わせていた。

 

ここはJR・南海橋本駅近くの丸山公園の一角で、同古墳の墳丘(ふんきゅう)は直径約46メートル、高さと外濠(そとぼり)の幅各6メートル、須恵器(すえき)や形象埴輪(けいしょうはにわ)などの出土品から5世紀末~6世紀初めの築造と推定されている。

 

この日、外濠そばでは1本の藪椿の木は新緑と無数の蕾におおわれ、大きな藪椿が鮮やかに開花、土を抱える根元では一部の落椿は土に還り、一部の落椿は天を仰ぎながら輝いている。

 

園内には滑り台やブランコ、砂場などがあり、桜並木はすでに2、3分咲きで、お猿さん一家の園舎の親子ザル3匹は、みんな目をぱちくり。訪れる家族連れらは遊具を楽しんだり、お猿さんに話しかけたり。桜、桜、桜を見上げた後は、落椿の輝きにも心癒されていた。

 

[落椿の俳句22句紹介]

 

鴬の笠落したる椿かな(松尾芭蕉)

 

観音の右足あそぶ落椿 (津田清子)

 

仰向いて雲の上ゆく落椿(三橋鷹女)

 

紅い椿白い椿と落ちにけり(河東碧梧桐)

 

石段にふめよと落ちし椿かな(久保田万太郎)

 

椿ぽとりと落ちし暗さにかがむ女(西東三鬼)

 

落椿とはとつぜんに華やげる(稲畑汀子)

 

落椿美し平家物語(高浜虚子)

 

輪となりし水のおどろき落椿(鷹羽狩行)

 

楠公の首塚に伏し落椿(鷹羽狩行)

 

鵯の言葉わかりて椿落つ(阿波野青畝)

 

山椿おのれも知らずさはに落つ(森澄雄)

 

師の墓の男坂女坂椿落つ(山口青邨)

 

椿落つむかしむかしの川ながれ(三橋鷹女)

 

冬椿落ちたる音もなかりけり(鷲谷七菜子)

 

椿落つ樹の根の道は女坂(角川源義)

 

落椿それが遍路の墓なるよ(津田清子)

 

落椿とはとつぜんに華やげる(稲畑汀子)

 

落椿はつと思へば妻の前(加藤秋邨)

 

お百度や落ちた椿を拾ふちご(正岡子規)

 

落るだけ落て淋しき椿哉(正岡子規)

 

賽銭のひゞきに落る椿かな(正岡子規)

 

 

 

 

写真(上)は天を仰ぐ神々しい落椿。写真(中)は無数の蕾が開く藪椿=背景は陵山古墳。。写真(下)は素敵な砂場や滑り台のある桜の名所・丸山公園


更新日:2025年4月1日 火曜日 20:15

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