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神々しい春の雪ありがとう♡JR・南海橋本駅周辺まばゆい銀世界~山河の彼方から穏やかな春の足音♪
立春から20日過ぎの2月24日、高野山麓・橋本伊都地方で神々しい「春の雪」が舞って、まちも山河もまばゆい銀世界になり、山河の彼方から穏やかな春の足音が聞こえてきた。
同日未明の高野山麓・橋本は市は氷点下まで冷え込んだが、空からは氷雨(ひさめ)や霰(あられ)ではなく淡雪がふんわりふわり…。ところにより約10センチの冠雪となって、夜明けとともに穏やかな日暈(ひがさ)があらわれ徐々に解けていった。
午前10時ごろ、橋本市東家の真言律宗・妙楽寺の愛宕山(あたごさん)付近に立つと、JR・南海橋本駅周辺や紀の川沿いの市街地は、商店・民家の屋根が真っ白い雪におおわれ、南海・難波~紀州・高野山を往来する電車が清らかな風情を繰りひろげている。
この春の雪景色を眺めることができた人たちは「厳しい豪雪ではなく、心が清々しくなりました」とスマホ撮影を楽しんでいた。
〔季語・春の雪の俳句17句紹介〕
ふりつのりくるあかるさや春の雪(久保田万太郎)
春の雪庖丁桶もあたらしく(久保田万太郎)
下町は雨になりけり春の雪(正岡子規)
雛祭る節供になりて春の雪(正岡子規)
佳き人の足あと見ばや春の雪 (佐藤春夫 )
古郷や餅につき込む春の雪( 小林一茶 )
水に浮く柄杓の上の春の雪(高浜虚子)
袖に来て遊び消ゆるや春の雪(高浜虚子)
春雪のはなやぎ降るや一しきり(五十嵐播水)
春雪や女浦男浦と岬めぐり(五十嵐播水)
春雪の一片づつに日当りて(五十嵐播水 )
宵月や霜ほど降りて春の雪(日野草城)
春の雪たわわに妻の誕生日(日野草城)
春の雪うごかず舟のすゝみけり(長谷川かな女)
春の雪遊がてらに降りにけり(一茶)
止むといふ心どこかに春の雪(稲畑汀子)
老らくの恋かな春の雪積る(津田清子)