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高野山麓・橋本の伝統野菜「畑ごんぼ」金剛峯寺へ奉納♡世界遺産・黒河道の「雑事のぼり」を継承♪

和歌山県橋本市西畑の農事組合法人「くにぎ広場・農産物直売交流施設組合」=素和治男(そわ・はるお)理事=は、郷土の名物「畑ごんぼ」を高野山真言宗総本山・金剛峯寺=今川康伸(いまがわ・たいしん)宗務総長=に奉納した。

 

この奉納行事は昔から「雑事(ぞうじ)のほり」と言い、高野山麓の農家が、農作物のできない高野山の僧侶支援にと背負子(しょいこ)で「畑ごんぼ」を担いで金剛峯寺へ奉納してきた。

 

「雑事のぼり」は戦後、途絶えていたが、同組合は「素晴らしい歴史を守ろう」と約10年前に復活。当初は背負子(しょいこ)で「畑ごんぼ」を担ぎ1日がかりで登山。今は道路事情により車で「畑ごんぼ」を運んでいる。

2月21日、同組合の素和理事や農家の方々が着座。本山の僧侶が読経の後、5本の「畑ごんぼ」が奉納された。最大で長さ約60センチ、太さ約6センチ、重さ930グラム。ふつうの牛蒡(こぼう)よりもかなり大きく、味も香りもいいのが特徴である。

今川宗務総長は「お大師様へのお供え膳・生身供に使わせていただきます」と話していた。

写真(上)は「畑ごんぼ」を受け取る今川宗務総長。写真(中)は金剛峯寺に供えられた「畑ごんぼ」写真(下)は今川宗務総長と僧侶、素和理事ら農業関係者の記念撮影。


更新日:2025年2月23日 日曜日 21:33

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