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神仏習合の天野地区の歴史あふれる♡かつらぎ総合文化会館でパネル展~3月31日まで、観覧無料。

神仏習合の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社のある、和歌山県かつらぎ町天野地区の歴史について、紀伊名所図会(きいめいしょずえ)や写真などで紹介するパネル展が、かつらぎ総合文化会館で開かれ、同町役場では神社境内で出土した14世紀の丸瓦が展示されている。観覧無料、3月31日まで。

同神社は超1700年前の創建で、主祭神は天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神で、弘法大師・空海に神領・高野山を貸与した神仏習合の始まりの古社である。

天野地区は標高450㍍の盆地で、昔は上天野、下天野、神田の3か村に分かれていた。丹生都比売神社は上天野、地元の氏神として信仰された下天野の八幡神社近くには「西行庵」と西行の妻子を祀った「西行塚」があり、地元の人々は新しい「西行堂」を再建している。

神田という地名は、神社へ奉納する米を栽培していたことが由来とされている。同展ではその情景を描いた紀伊名所図会や現在の風景写真を紹介。簡潔明瞭な文で説明している。一方、同町役場では神社境内・発掘調査で出土した巴文軒丸瓦(ともえもんのきまるがわら)が展示されている。

同町教委・生涯学習課の奥裕香子(おく・ゆかこ)さんは「天野地区は神仏習合の歴史豊かなところ。ぜひ、紀伊名所図会や写真をご覧ください」と言っている。

問い合わせは同課(0736・22・0303)へ。

写真(上、中)は天野地区のパネル展と紹介する奥裕香子さん。写真(下)は巴文軒丸瓦(ともえもんのきまるがわら)


更新日:2025年2月21日 金曜日 16:46

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