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残雪・凍結の高野山で金剛峯寺僧侶や高野山高校生ら托鉢寒行♡商店・民家などの浄財計111万6700円を高齢者支援や能登半島・被災者支援などに活用♪
和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の僧侶や高野山高校・宗教科の生徒、高野山専修学院・修行僧らは1月26日、開祖・弘法大師の「済世利人(さいせいりにん)」の教えを守る報恩「托鉢寒行(たくはつかんぎょう)」を行った。
この日の高野山は氷点下の寒さで。金剛峯寺の境内は残雪が凍結して足音がサクサク…。午前9時半ごろ、網代笠(あじろがさ)に黒い法衣姿の僧侶や高校生ら約100人が金剛峯寺・境内に参集。
今川泰伸(いまがわ・たいしん)執行長が「お御大師様の心を皆様に届けて、浄財を世の中に生かせるよう祈ってほしい」と挨拶。全員で読経・合掌のあと山門をくぐって出発した。
奥の院につながる大通り沿いの寺院や商店・民家の玄関先で、錫杖(しゃくじょう)を振り、般若心経を唱えると、待ち受けていた人々は浄財を手渡し、御守り札を受け取って家族安泰・世界平和を祈願。この日集まった浄財は約111万6700円にのぼり、高齢者支援や能登地震・被災者支援などに活用さる。
参拝・観光客は「托鉢寒行の僧侶も浄財を手渡す商店主も、さすがに宗祖・弘法大師の高野山と感じました」と話していた。
写真(上、中)は残雪凍る境内で般若心経を唱える僧侶や、山門をくぐって商店・民家へ向かう僧侶の方々。写真(下)は商店・玄関で般若心経を唱える光景。
更新日:2025年1月24日 金曜日 17:19