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橋本・伊都の山川に寒風吹きすさぶ!!遠山かすみ小滝しぶく♡山茶花は瑞々しく♪
和歌山県橋本・伊都地方に淡雪が散らついた12月19日、橋本市矢倉脇の高山森林公園の遥か南では、紀伊山地の山々がひんやり霞み、登山道わきでは紅白の山茶花が瑞々しい。同山麓を流れる笹尾川の滝壺では凍えそうな水しぶきが上がり、山川の歳末風景を示していた。
矢倉脇は「とんち」で名高い一休さんの兄弟子・養叟和尚(ようそうおしょう)の終焉(しゅうえん)の地。その高山のつづら折りの坂道沿いには、沢山の山茶花の木が植えられ、林立する杉・ヒノキの木陰では、無数の山茶花が瑞々しく開花。遥か南の紀伊山地は淡い墨絵のような趣きを示していた。
一方、高山山麓を流れる笹尾川の小滝では、清水が岩に砕け散り、落水音が竹林を揺るがす。近くの林間田園都市に近い南海高野線では、数両編成の電車が、カタンコトンと往来している。
このあたりの四季が大好きなハイカーらは、寒さなどモノともせず、白息を吐きながら悠々闊歩…、山川も山茶花もスマホ撮影・配信を楽しんでいた。もうすぐあたりは白銀世界におおわれそうである。
写真(上)は高山森林公園から眺めた紀伊山地の厳寒風景。写真(中)は美しく咲いた山茶花クローズアップ。写真(下)は寒風にかがやく笹尾川の小滝。
更新日:2024年12月19日 木曜日 20:49