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女性書道家の水茎会・書作展や大上継代さん遺作展♡15日(日)まで第7回「日本画 翠の会展」も~橋本市教育文化会館♪
和歌山県橋本市の女性書道家グループ・水茎会(みずくきのかい)主催の第32回「水茎会書作展」が12月14日開かれ、別室では書家・後藤加寿恵(ごとう・かずえ)さんらと共に活躍した大上継代(おおうえ・つぐよ)さん遺作展も共催、大勢の愛好家の心を癒している。
今回は「雪月花」をテーマに会員22人全員が計52点を出展。後藤加寿恵さんの「花とみる梢の雪につきさえて たとへむ方もなき心地する」(西行)など、各自の個性豊かな作品が並ぶ。
一方、中学校の国語・英語教諭だった大上継代さんは約3年前に88歳で逝去。書家の後藤さんと諏訪原恵子さんは、大上さんの「遺作展」を考え、ご親族の協力により大上さん宅に保存されていた遺作30点を出展。そこには「折鶴のごとくたゝめる牡丹の芽」(青畝)などと大上さん直筆の書が輝いている。
多くの家族連れらが水茎会の作品を堪能した後、大上さん遺作展を観賞。今は立派に成長した大上先生の教え子らは、「ありがとうございました」というように美しい筆跡に見入っていた。
同展は同館4階で開催中の第7回「日本画 翠の会展」とともに15(日)=午前9時~午後4時まで開催。入場無料。
写真(上)は大上さんの遺作「折鶴のごとくたたヽめる牡丹の芽」(青畝)の書。写真(中)は同遺作展風景。写真(下)は水茎会展の後藤加寿恵さんの「花とみる梢の雪につきさえて たとへむ方もなき心地する」(西行)の書。
更新日:2024年12月14日 土曜日 18:05