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神仏習合の丹生都比売神社~世界平和祈り護摩壇から火煙立ちのぼる♡高野山・壇上伽藍などは淡い雪化粧~参拝者の心癒す♪
弘法大師・空海と縁の深い神仏習合の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=和歌山県かつらぎ町上天野=で12月8日、「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年奉祝の世界平和祈願・柴燈大護摩供(さいとうおおごまく)が営まれ、護摩壇から火煙が立ちのぼった。
一方、空海・開祖の高野山では淡雪が降り、金剛峯寺や壇上伽藍は雪化粧。いずれも厳しい寒さの中、大勢の参拝・観光客の心を癒していた。
丹生都比売神社は、仏教や修験道と深く関わってきた神仏習合の古社。大護摩供は不動明王の智火の力で、人々の苦しみや悩みを焼き払い、現世での願いを叶えることを祈る。
今回は高野山真言宗の僧侶らが修験者姿で登場、護摩壇に火を放ち「諸願成就」をしたためた人々の護摩木をお焚き上げすると、たちまち渦巻きながら火煙が上昇する。
マイカーなどで訪れた大勢の参拝者・観光客は深々と頭を下げ、手を合わせていた。
高野山では朝から淡雪が降り、深いところでは約10センチの積雪。金剛峯寺・大門や壇上伽藍・金堂、御影堂なども雪化粧。寒いながらも大勢の参拝・観光客がマフラーに首をすぼめ、白息を吐きながら、スマホ撮影を楽しんでいた。
一方、同山麓の紀の川左岸・柿畑に立つと、南の葛城・金剛連峰も淡雪が積もり時折、雲間の冬日に輝いていた。
写真(上)は丹生都比売神社の大護摩供で立ち上る火煙。写真(中)は雪化粧した高野山・壇上伽藍の一角。写真(下)は高台の柿畑から見た紀の川南の葛城・金剛連峰の淡雪。
更新日:2024年12月8日 日曜日 21:07