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串柿の玉簾、初冬の日にまばゆく♡かつらぎ町四郷の山里~堀越癪観音では山茶花の蕾も花も♪

日本一の串柿の里、和歌山県かつらぎ町四郷(広口、滝、東谷、平)地区で11~12月、江戸時代初期から続く「串柿の玉簾(たますだれ)干し」が行われ、初冬の眩い山里風景を繰り広げている。

例えば同町東谷の山上にある真言宗山階派寺院「堀越癪(しゃく)観音」近くの農家・小林洋之(こばやし・ひろゆき)さん方では、表に「串柿の玉簾」、軒下には「吊るし柿」も干している。

この串柿の玉簾は「夫婦にこにこ(2個2個)仲むつ(6個)まじく」と、1本の竹串に10個の柿を通して、その10本を玉簾のように編み上げたもので、心地よく冬日を浴びており、12月下旬には、綺麗に干し上がり、京阪神方面に出荷、正月の縁起物として、各家庭の床の間に飾られる。

近くの堀越癪観音の境内では大銀杏が黄葉、山茶花の老樹(県指定の天然記念物)もピンク色の落花ジュータン。四郷地区は京奈和自動車道・かつらぎ西ICから、一部県道を経て、大阪府和泉市と結ぶ「鍋谷峠道路」(国道370号)が開通済みで、道の駅「くしがきの里」もある。

多くの参拝・観光客がオートバイや健脚で堀越癪観音まで登り、絶好ポイントでスマホ撮影、干し柿の買い物などを楽しんでいる。

写真(上、中)は小林さん方の串柿の玉簾。写真(下)は堀越癪観音の山茶花の老樹の美しい花や蕾。


更新日:2024年11月20日 水曜日 15:29

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