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ギャグ漫画「まことちゃん」の石像に合掌・スマホ撮影♡漫画家・楳図かずおさん逝去~JR・南海橋本駅前で乗降客らご冥福祈る
ギャグ漫画「まことちゃん」などを大ヒットさせた、楳図かずお(うめず・かずお。本名・一雄)さんの逝去情報がマスコミで流れた11月6日、和歌山県橋本市古佐田のJR・南海橋本駅前に立つ石像「まことちゃん」には綺麗なお花が供えられ、大勢の乗降客が次々とスマホ撮影、静かに手を合わせていた。
ギャグ漫画「まことちゃん」などを生んだ楳図さんは、同県高野町生まれで、小学館漫画賞や手塚治虫文化賞特別賞などを受賞。10月28日に胃がんで死去。88歳。葬儀は関係者で済ませている
まちの活性化を目指す団体「駅前一番計画」=梶川重遠(かじかわ・しげとう)代表=の話によると、まことちゃんは平成14年(2002)に「まちの魅力の一つに」と発案、楳図さんに懇願、快諾を得て設置。同26年(2014)には剥落(はくらく)した彩色を化粧直ししたという。
まことちゃんは、幼稚園児よりもやや大きめで、白襟(しろえり)に水色の制服、肩に黄色いハンカチを掛け、右手で「ハイ、ピース」と大きく口を開けた可愛い格好。土台には文字を刻んだ石を並べて「その日の月日・曜日」を示せる置石がある。
駅前一番計画から依頼された、地元女性・製法技術者3人は、弘法大師・空海の「高野山開創1200年記念大法会」には、まことちゃんを網代笠(あじろがさ)に法衣、錫杖(しゃくじょう)を持つ修行僧・高野山マスコットキャラクター「こうやくん」、10月にはちよっぴり怖いハローウィン「魔女」12月にはサンタクロース姿などに変身させて、人々の心を癒してきた。
同駅前を通る乗降客らは「皆さん、まことちゃんと一緒に写真を撮ってもらうだけで、心ギュギュッとします」と話していた。
写真(上)は多くの乗降客からスマホ撮影してもらう「まことちゃん」写真(中)はサンタクロース姿に変身したまことちゃん。。写真(下)はこうやくんに姿に変身したまことちゃん。