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紀の川・大洪水から村人救出~船越喜右衛門の石碑かがやく♡橋本の高野山真言宗・成就寺で朝顔もまばゆく♪

和歌山県橋本市南馬場の高野山真言宗・成就寺(じょうじゅじ)=木曽泰延(きそ・たいえん)住職=境内に聳える大銀杏の木陰で10月21日、小さな朝顔が10数輪咲いて、根元飾られた鬼瓦もほんわり。近くの紀の川・大洪水から多くの村人を救った偉人の石碑が秋日に輝いている。前日は安政南海地震の大津波から、稲わらに火を放って住民を救った豪商・浜口梧陵(はまぐち・ごりょう)の功績を伝える「稲村の火祭り」が営まれたばかり。

訪れた参拝・観光客の一人は、紀の川・大洪水から住民を救った成就寺の偉人・石碑を見て、「この偉人は、大津波から人々を救った浜口梧陵と同じ、有難い物語です」と手を合わせていた。

成就寺境内には嘉永5年(1852)、近くの紀の川・大洪水から多くの村人を救った船頭・船越喜右衛門(ふなこし・きうえもん)の石碑がある。同寺院・掲示板には嘉永5年(1852)7月、紀の川・大洪水があり、多くの村人が水難危機に見舞われたが、喜右衛門は単身で舟を出して同寺に漕ぎ寄せ、人々を無事救出したと記されている。

境内隅には古く素敵な石碑が建立され、「弘法大師 一千年供養塔」と刻まれ、大銀杏は黄葉の始まり、同時近くの柿畑では無数の柿が色づいて、家族連れらの心を和ませていた。

写真(上)は大銀杏の木陰に咲いた朝顔と根元に飾られた鬼瓦。写真(中)は多くの村人を救った船頭・船越喜右衛門(ふなこし・きうえもん)の石碑。写真(下)は大銀杏の向こうに見える船越・石碑。


更新日:2024年10月21日 月曜日 17:07

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