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中秋の名月輝き「勤行・観月コンサート」に心なごむ♡橋本の真言律宗妙楽寺~大和語りべ・やすきひろこさん、箏演奏家・山田裕子さんら登場♪

和歌山県橋本市東家の真言律宗・妙楽寺=岩西彰真(いわにし・しょうしん)住職=の境内で、中秋の名月の9月17日、「勤行・観月・コンサート」が開かれ、約20人の善男善女が観月会(かんげつえ)を楽しんだ。

同寺は嵯峨天皇の勅願により弘仁11年(820)、弘法大師が開創して姪(めい)の如一尼(にょいちに)が初代住職を務めた。やがて無住寺・無檀家となり、今は老朽化で本堂を撤去。江戸時代建立の鐘楼門だけが残っている。

この日午後7時ごろには、鐘楼門の東空に大輪の月があらわれ、瓦屋根の阿吽(あうん)の鯱(しゃちほこ)や、境内に供えた薄(すすき)や月見だんごを煌々と照らした。

岩西住職は先ず、境内に集まった人々とともに月に向かって合掌、般若心経を唱えた。

次に鐘楼門下では箏演奏家・山田裕子(やまだひろこ)さんや打楽器奏者・ユンツボタジさん、尺八奏者・辻本公平さん、大和語りべ・やすきひろこさんらが出演。月下の人々の心を和ませた。

やがて、懐かしい唱歌「旅愁」を演奏すると、境内から「更け行く秋の夜 旅の空の わびしき思いに  一人悩む 恋しや故郷((ふるさと) なつかし父母…♪」という歌声があふれてきた。

橋本狂言会長で書家の後藤加寿恵(ごとう・かずえさん)らが献茶、お月見だんごを配ると、参加者は「とても有難い」とお礼。岩西住職は「天候に恵まれ、皆さんと共に名月を楽しめてうれしい」と話していた。

写真(上)は前方のやすきひろこさんや後ろ側の山田裕子(やまだひろこ)さん、ユンツボタジさん。写真(中)鐘楼門の空に輝く満月。写真(下)は楽しいお月見コンサート=客席・後部から。


更新日:2024年9月18日 水曜日 14:30

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