ニュース & 話題

台風10号去って黄葉はじまる♡橋本・杉村公園~ツクツクボ~シ蝉の声もあふれて

台風10号が去って、照り陰りする9月3日午後、和歌山県橋本市御幸辻の杉村公園・頂上広場へ通じる坂道沿いは瑞々しい青苔におおわれ、頭上では早やくも黄葉が始まりつつあり、20日ほど前までのミ~ンミ~ン蝉の声が、ツクツクボ~シ蝉の声に変わり、やや暑いながらも秋風がそよいでいた。

同公園は南海高野線・御幸辻駅近くで、頂上広場付近には、ふる里の俳人・歌人の句碑・歌碑が建ち、同公園の四季の詩情が溢れている。

例えば黄葉が始まっている樹下では、「黄落す時の流れの樹下に佇つ」(洲峰)、巨樹の陰では「大和の国 大峯あたり夕立か 雲罩めて雷すなり」(泰)、「遥かなる山上ケ嶽雪が来し」(青塔)などと刻まれている。

同公園・やすらぎ広場には、人気のふわふわドームやぶらんこ、滑り台などの遊具も整っているが、ここ数日は人影もまばら。頂上広場で句碑・歌碑を眺めたあと、木陰のベンチで休憩する人たちは「台風10号去って、もうすぐ涼風いただける」微笑んでいた。

写真(上)は「黄落す時の流れの樹下に佇つ」(洲峰)の句碑のそばで色づいてきた黄葉。写真(中・下)は頂上広場の巨樹と「大和の国 大峯あたり夕立か 雲罩めて雷すなり」(泰)の歌碑。


更新日:2024年9月3日 火曜日 16:45

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事