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台風10号ついに近畿地方へ接近~橋本・紀の川は清流から濁流に一変!清流・白鷺戻ってね

近畿地方に台風10号がついに接近した8月31日未明、和歌山県橋本・伊都地方はやや強い雨に見舞われ、橋本市の国城山(標高552メートル)は雨雲に霞み前日、清流だった紀の川は濁流と化した。

雨傘姿で河畔を往来する市民らは「テレビ・ラジオニュースによると、台風10号はゆっくり遠ざかっていて、熱帯低気圧に変わるらしい。まだ用心は怠れないが、この程度の風雨でよかった」とほっとしていた。

前日午後の同川はまだ水量も少なく、清らかな光沢を放ち、浅瀬では数羽の白鷺(しらさぎ)が忍び足で川魚を漁り、暴風雨の近づきなどまったく感じさせなかった。

それでも翌日未明には土砂降りの雨に見舞われ、午後には紀の川が増水、白鷺の姿はすべて消え、濁流が滔々とうねっていた。

雨傘姿の市民は「自宅の雨戸はきちんと閉めたし、数日分の水・食料も用意している。今回の台風は暴風雨なのか、来るのか来ないのか、大いに迷わされたが、もうすぐ熱帯低気圧に変わるらしい。清流と白鷺に戻ってきてほしい」と話していた。

写真(上)は台風10号が近畿地方に接近して、やや強い雨に見舞われ、濁流と化した橋本・高野橋下流の紀の川。写真(中)は台風10号接近前日の紀の川・清流で川魚を漁る白鷺。写真(下)は雨雲に霞む国城山とその山麓で濁流と化した紀の川。


更新日:2024年8月31日 土曜日 16:23

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