ニュース & 話題

すごい台風10号近づいて「皆様、被害に遭わないように」祈る♡大洪水から村人救出伝承の橋本・成就寺

日本列島に台風10号が近づいてきた8月26日、橋本市南馬場の高野山真言宗・成就寺(じょうじゅじ)=木曽泰延(きそ・たいえん)住職=では時折、訪れる参拝者が「どうか皆様、暴風雨の被害に遭いませんように」と祈っていた。

同寺は紀の川南岸にあり、江戸時代末期の紀の川・大洪水から、大勢の村人を救ったという「船頭物語」の伝わる神聖・寺院である。

境内には嘉永5年(1852)に紀の川・大洪水から多くの村人を救った船頭・船越喜右衛門(ふなこし・きうえもん)氏の石碑がある。

同寺院の掲示板によると嘉永5年(1852)7月に紀の川・大洪水があり、多くの村人が命を奪われそうな水難に見舞われたが、喜右衛門は単身舟を出し、同寺に漕ぎよせて無事、人々を救出したと記されている。

この日、境内の大銀杏の緑の葉は、無数の光を放ち神々しさでいっぱい。同寺を訪れた市内の高齢者の一人は、「テレビ・ラジオニュースによると、台風10号は28(水)29(木)日ごろ西日本に上陸して東日本も縦断しそう。きょうは皆様の被害防止を祈り、帰宅して防災対策を整えたい」と話していた。

写真(上)は紀の川大水害から多くの村人を救った船越喜右衛門氏の石碑。写真(中)は境内の大銀杏の緑の葉っぱ。写真(下)は成就寺・本堂と境内の大銀杏。


更新日:2024年8月26日 月曜日 21:55

関連記事

ページの先頭に戻る

  • 標準
  • 大
  • RSS
  • サイトマップ

検索

過去の記事