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奈良時代・中将姫の姿見池で白蓮神々しく♡橋本・恋野の中将が森で約10輪♪
高野山麓・橋本新聞は約20日間、写真・記事配信ができず、誠に済みませんでした。実は筆者(曽我一豊)が両足負傷により取材・配信できませんでした。やっと歩けるようになったので情報配信を再開しますので、どうぞよろしくお願いします。
まばゆく晴れた7月29日、奈良時代の女性史ヒロイン・中将姫ゆかりの、和歌山県橋本市恋野の中将が森にある姿見池(すがたみいけ)で、瑞々しい白蓮の花が咲き、水面を包む大きな葉は、涼風にはらひら…。今にも中将姫がそこに現れそうな趣きを漂わせた。
中将姫旧跡保存委員会(故・田中治委員長)によると、この中将が森は、中将姫が観音菩薩像を祀り、亡き母をしのんだという旧跡。お堂のそばには石の五輪塔や石の地蔵尊が並び、その近くには中将姫が自分の姿を映したという小さな姿見池がある。
この日その姿見池では、約10輪の白蓮が開花。野鳥が囀り、塩辛トンボが飛翔。南の高台から眺めると、田園の中の中将が森は深緑におおわれ、さすがに猛暑の中、参拝・観光の人影はなかったが、遥か彼方には中将姫も眺めたに違いない葛城・金剛連峰が聳えていて、心を奈良時代へタイムスリップさせてくれていた。
写真(上)は姿見池で満開の白蓮のクローズアップ。写真(中)は蓮の葉に覆われた姿見池。写真(下)は南の高台から眺めた中将が森。
更新日:2024年7月29日 月曜日 15:25