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7月15日は「海の日」和歌山・雑賀崎灯台なつかしい♪海のない橋本・伊都地方の人々思い深まる

和歌山市雑賀崎の断崖から、紀伊水道を一望できる、雑賀崎灯台改装から約2か月…、大勢の観光客が、淡路島や四国、友が島など眺めて、心を和ませている。7月15日は「海の日」であり、梅雨空とは言え、とくに海を愛する人たちは、梅雨の海を心に刻むことになりそう。

この雑賀崎は、万葉集に「紀の国の雑賀の浦に出で見れば 海人(あま)の灯火(ともしび)波の間に見ゆ」と詠まれ、この岬は鷹が巣を作るような絶壁であることから「鷹の巣」、その下の洞窟も教如上人ゆかりの「上人窟」と呼ばれている。

雑賀崎灯台は海上保安庁が昭和35年(1960)に設置。和歌山市が下部に展望台を併設し、外壁が古くなったため、塗装やタイル張り替え工事を行い、5月中旬から展望台が開放されている。

7月上旬には、灯台下で赤いカンナの花が満開になり、大勢の家族連れや若グループが日傘姿で灯台にのぼり、白波立つ島々や颯爽と走る漁船を眺め、スマホ撮影を楽しんでいた。

7月15日「海の日」は海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日。橋本・伊都地方は山河に恵まれながらも海はない。それでも今は京奈和自動車道が開通、同灯まで約1時間で行ける。橋本市の80代の高齢者は「子どもの頃から家族で和歌浦のホテルに泊まり、海水浴を楽しんできた。必ず灯台から海を眺めたい」と話していた。

写真(上)は雑賀崎の断崖で影絵のように立つ素晴らしい灯台と眼下の紀伊水道。写真(中)は灯台下に咲きほこるカンナの花、写真(下)は灯台下の高台から海景色を眺める人たち。


更新日:2024年7月14日 日曜日 21:08

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