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茅の輪(ちのわ)くぐりで無病息災・長寿延命祈る♡神仏習合・丹生都比売神社~6月30日は夏越大祓式

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=で6月24日、今夏も長寿延命・無病息災を祈る茅の輪(ちのわ)が設けられ、大勢の参拝・観光客が2礼2拍手1礼して茅の輪くぐり。6月30日には夏越大祓(なごしおおはらえ)式・茅の輪神事が営まれる。

この日、境内の鏡池(かがみいけ)では10数輪の純白の睡蓮(すいれん)が神々しく咲き誇り、大勢の家族連れや若者カップルらは、静かに「茅の輪くぐり」をして、楼門から参拝のあと、鏡池の弁柄色の輪橋から睡蓮や錦鯉を眺めて心を癒していた。

同神社は超1700年の歴史があり、高野山開創の弘法大師・空海に神領・高野山を貸与した天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神を祀る、世界に冠たる「神仏習合」の古社である。

「茅の輪くぐり」希望者は、同神社が用意した「大祓人形(おおはらえひとがた)」に氏名、年齢(数え年)や初穂料を書き、大祓人形を手に持ち、自らの体をなでて息を3回吹きかけ、もろもろの罪穢(つみけがれ)をそこに移し、同神社に差し出した後、厳かに茅の輪をくぐっていた。

「夏越の大祓式」は6月30日午後4時から行われ、神職が大祓詞(おおはらえことば)を奏上。人々の罪穢(つみけがれ)を祓い清め、健康と弥栄(いやさか)を祈る。

大祓の初穂料(3000円以上)志納者には毎年「茅の輪守(ちのわもり)」が贈呈されている。問合せは同神社(電話=0736・26・0102)へ。

 

写真(上、下)は同神社境内に設けられた「茅の輪」とご参拝の方々。写真(中)は鏡池に咲いた睡蓮のクローズアップ。


更新日:2024年6月24日 月曜日 21:58

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