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改装された和歌山・雑賀崎灯台からの展望楽し♡遥か彼方の淡路島に白波型の雲沸き立つ♪

和歌山市雑賀崎の名所、雑賀崎(さいかざき)灯台が美しく改装され、とくに海のない高野山麓・橋本地方の家族連れらがマイカーで訪れ、展望台から淡路島や地の島、沖の島などの浮かぶ紀伊水道を眺めてうっとり。とくに6月11日午後には、ずっと彼方の淡路島の長~い海岸で、波状型の雲が沸き立ち、まるで嵐のよう、灯台下の花壇では色鮮やかなスミレが開花、人々の心を癒していた。

この雑賀崎は、万葉集に「紀の国の雑賀の浦に出で見れば 海人(あま)の灯火(ともしび)波の間に見ゆ」と詠まれ、この岬は鷹が巣を作るような絶壁であることから「鷹の巣」、その下の洞窟も教如上人ゆかりの「上人窟」と呼ばれている。

雑賀崎灯台は海上保安庁が昭和35年(1960)に設置、和歌山市か下部に展望台を併設した。外壁が古くなったため、塗装やタイル張り替え工事を行い、5月18日から展望台が開放された。

山河に恵まれた橋本・伊都地方には海がない。それだけに、雑賀崎灯台の修復を知った人々は「やっぱり海を見たい」とマイカーで日帰り旅行。

灯台・展望台から紀伊水道を眺めると、強い日差しに波浪はかがやき、淡路島の海岸線は波状型の雲が沸き立ち、空では数羽の鳶(とび)が大きな輪を描き、灯台下では紫陽花やスミレが満開になっている。

橋本地方の高齢者は「昔、友だちとこの灯台から紀伊水道を眺めたし、和歌浦湾で泳いだのでとても懐かしい」と喜んでいた。

今は京奈和自動車道も開通しているので。マイカーなら橋本・伊都地方から1時間30分ほどでOK。春夏秋冬の海景色を楽しむ人が増えそう。

写真(上)は美しく改修された和歌山市の雑賀崎灯台。写真(中)は海岸線が白波立つように沸き立つ波状型の雲。写真(下)は灯台下の花壇で満開のスミレの花々。


更新日:2024年6月13日 木曜日 17:18

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