高野山・金剛峯寺の小池でカキツバタ咲いたよ♪風雨の中でも神々しく～参拝・観光客らスマホ撮影・配信楽し む♡

弘法大師・空海のご生誕を祝う「青葉まつり」が開かれた6月9日(日)、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺の小池で風雨の中、約30輪の白いカキツバタ(燕子花、杜若)が咲き誇り、雨傘差して訪れた参拝・観光客の心を癒した。

「青葉まつり」(写真・記事)は同日、本紙紹介通りで、この日先ず金剛峯寺へ参拝すると、境内隅の小池ではカキツバタが満開になり、雨風を浴びながらも神々しい。雨傘姿の参拝・観光客は静かにスマホ撮影しながら、「家族や友人に配信したい」とほほ笑んでいた。

近くの高野山大学黎明館では7月7日(日)、高野山の世界遺産登録20周年記念フォーラムin高野「次世代に受け継ぐ世界遺産」(参加無料)が開かれる。

［カキツバタ(燕子花、杜若)の俳句17句紹介］

かきつばた咲く雨降つて澄み上る(森 澄雄)

かきつばた風に折り目のあるごとし(高澤良一)

声とほく水のくもれる杜若(桂信子)

杜若似たりや似たり水の影(松尾芭蕉)

杜若水は薄氷張りしごと(久米正雄)

杜若語るも旅のひとつ哉(松尾芭蕉)

杜若雨のお庭に人二三(尾崎紅葉)

水汲んだあとの濁りや杜若(正岡子規)

沼やさし悲しみ咲ける杜若()稲畑汀子)

燕子花書院は池に影正し(水原秋櫻子)

萎みたる花に花さく杜若 正岡子規

蓬莱も比良も雲中かきつばた(鷲谷七菜子)

足に結ぶまじなひの紐杜若(岡井省二)

声とほく水のくもれる(桂信子)

折り添て文にも書かず杜若(夏目漱石)

杜若似たりや似たり水の影(松尾芭蕉)

杜若切ればしたゝる水や空(高浜虚子)

写真(上、中)は金剛峯寺・境内の小池に咲いたカキツバタ。写真(下)は金剛峯寺・山門に向かう参拝・観光客。

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