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ふる里・橋本の「芋谷の棚田」で子どもたち田植え体験♡「しんどいけど楽しかった」
日本の原風景を感じさせる、和歌山県橋本市柱本の「芋谷の棚田(いもだにのたなだ)」で6月7日、柱本小学校5年生の子どもたち約20人が初めての田植え体験をした。
柱本田園自然環境保全会=大原一志(おおはら・かずし)会長=と、はしもと里山学校=黒井茂男(くろい・しげお)代表=の共催。
この「芋谷の棚田」は、大阪・和歌山府県境の南側で、先人たちが約450年前(室町時代)に開拓し、芋谷川の石を使って石垣や水路を構築。田は138枚(計5・4ヘクタール)、畑は9枚(0・8ヘクタール)。これまで棚田を守りながら農作業を継承して良質米を栽培してきた。
大原会長は「田植えは協働作業なので皆さん一緒に頑張ってください」と挨拶。
子どもたちは裸足(はだし)で2枚の水田(計約500平方メートル)に入り、保全会の約10人から田植えの仕方を教わりながら、田植え枠(わく)の赤印を目安にして、手足を泥んこにさせながら、早苗(さなえ)を植えていった。
この日は晴天に恵まれ、山川も棚田も清々しく、子どもたちは「大変な作業ですが、楽しく体験できました」と汗を拭い、大原会長は「10月上旬、今度は収穫体験や、自分の植えたお米の味を知ってもらいます」と話していた。
写真(上、中)は柱本小学校5年生の田植え体験。写真(下)は新棚田百選・つなぐ棚田遺産に認定されている「芋谷の棚田」風景。
更新日:2024年6月7日 金曜日 15:56