世界超1級の数学者・岡潔博士の「数学体験館」開館記念講演会♡橋本の柱本小講堂で６月３０日、森藤紳哉・奈良女子大教授「岡潔博士の人となりと、その数学」を語る～参加無料・事前申込必要

世界超１級の数学者・岡潔(おかきよし)博士の「数学体験館」の開館記念講演が６月３０日(日)、和歌山県橋本市の柱本小学校体育館で開かれる。同市教委・生涯学習課は「ぜひご参加ください」と呼びかけている。参加無料、事前申込必要。

岡博士は明治３４年(１９０１)大阪市生まれで、父祖の地である橋本市柱本(紀見村)で幼少期を過ごした。京都帝国大学(現・京都大学)で学び、同大学助教授を務めた後、世界的難問「多変数解析関数論」の３大難問を一人で解き証し、昭和４８年(１９７３)日本の勲１等瑞宝章を受章した。

同記念講演は午後２時～３時(予定)で午後１時３０分～受付開始。奈良女子大学の森藤紳哉(もりとう・しんや)教授(岡潔研究所員)が「岡潔博士の人となりと、その数学」と題して語られる。参加申し込みは６月１４日(金)までに同市教委・生涯学習課(０７３６・33・3704)＝平日午前8時30～午後5時15分＝へ。

岡博士の「数学体験館」は４月６日オープン。同館には岡博士のみち夫人との喜寿祝賀会記念、岡博士の奥ゆかしい執筆風景写真や、岡博士のインクが染み残る、みち夫人の嫁入り道具の文机や筆・硯(すずり)一式、岡博士・直筆の「無心に働いている時　人は無上の幸福を感じるのである」という色紙、同博士の生涯年表などが展示されている

開館日は土・日・祝日(年末年始除く)臨時休館などは同市ホームページで確認必要。開館時間は午前９時～午後５時。入館料２００円。問い合わせは同館(電話０７３６・２５・５０５０)へ。

写真(上)は岡潔博士(奈良女子大学学学術情報センター・附属図書館所蔵)。写真(中)は同館の展示・観覧風景。写真(下)は森藤紳哉教授。

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