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大阪から高野山・金剛峯寺、和歌山城などへスムーズに♪国道371号「天見紀見トンネル」祝開通式♡「両府県の発展につながる」和歌山県の岸本知事、大阪府の吉村知事ら祝辞
和歌山県橋本市と大阪府河内長野市を結ぶ国道371号バイパス「天見紀見トンネル」が完成して6月2日に「祝開通式」が開かれ、同日午後5時に供用を開始、大阪・和歌山の両府県側から乗用車やオートバイがつぎつぎ往来、橋本市側の陸橋上から眺めていた市民らは「これで高野山・金剛峯寺や和歌山城などの参拝・観光は増えて、物流も一層活発になり、両府県の繁栄につながる」と喜んでいた。
和歌山県伊都振興局によると同「天見・紀見トンネル」は長さ2・1キロ、幅(上下2車線)6、5メートルで、同トンネルは京奈和自動車道・橋本ICや、紀の川フルーツライン(広域農道)とつながっている。
両府県間のバイパス工事は平成29年(2017)開通の、和歌山県かつらぎ町と大阪府和泉市をつなぐ国道480号「父鬼(ちちおに)バイパス」以来で、地域連携が深まってきた。
この日、開通式典では和歌山県の岸本周平(きしもと・しゅうへい)知事や大阪府の吉村洋文(よしむら・ひろふみ)知事、国会議員、県議ら約100人が出席。岸本知事や吉村知事は、とくに大阪・関西万博(2025)を控えて「素晴らしい開通です」と祝辞、協力者に感謝するとともに「両府県の発展につながる」と挨拶した。
この後、河内長野市側の「天見・紀見トンネル」入口でテープカット・久寿玉披露の後、関係者の乗用車が初走行。午後5時に供用開始されると、大阪・和歌山両府県から乗用車、トラック、オートバイが往来した。
橋本市柱本の国道・横断歩道橋では、大勢の市民が鈴なり状態で、楽しそううな車のトンネル往来風景をスマホ撮影。「まちの発展の原点は、やっぱりスムーズな交通ですね」と話していた。
写真(上)は祝国道371号天見紀見トンネルのテープカット・久寿玉披露。写真(中)は初めて「天見・紀見トンネル」をくぐる車・車・車…。写真(下)は初めて「天見・紀見トンネル」を通ってきた車の列。