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神々しい睡蓮、早くも咲いて、錦鯉は色鮮やかに遊泳♡世界遺産・丹生都比売神社(神仏習合)の鏡池

和歌山県かつらぎ町上天野の世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社=丹生晃市(こういち)宮司=の鏡池で5月25日、今夏初の純白の睡蓮(すいれん)が沢山咲き誇り、色鮮やかな錦鯉(にしきごい)が静かに回遊して、参拝・観光客の心を和ませていた。

同神社は、天照大御神(あまてらすおおみのかみ)の妹神・丹生都比売大神を祀る神仏習合の古社。境内の鏡池(かがみいけ)には、豊臣秀吉の側室・淀君(よどぎみ=茶々)が寄進した弁柄色(べんがらいろ)の輪橋(りんきょう)が架かっている。

この日、その輪橋中央から見下ろすと、鏡池では真っ白な睡蓮10数輪が開花。大小の錦鯉が睡蓮の下をくぐったり、高く跳びはねたり、神々しい初夏風景を繰りひろげていた。

大勢の参拝観光客は、先ず外鳥居をくぐり、弁柄色の輪橋から睡蓮と錦鯉を眺めてうっとり。さらに禊橋(みそぎばし)を渡り中鳥居をくぐって本殿・楼門に向かい「家族安泰・世界平和」などを祈願。さすがに「神仏習合」を知る参拝・観光客は、ほとんど同じ日に高野山・金剛峯寺と同神社の両社寺を訪れ、同じ祈りを捧げている。

[季語・睡蓮の俳句5句紹介]

 

睡蓮に一本の草添ひ映る(桂信子)

 

睡蓮の蕾むともはや眠るとも(鷹羽狩行)

 

山の池底なしと聞く未草(稲畑汀子)

 

睡蓮の数だけの空ありにけり(岡井省二)

 

わが立てば池はモネの睡蓮となる(山口青邨)

写真(上)は丹生都比売神社の鏡池に咲いた睡蓮。写真(中)は睡蓮の周りを遊泳する錦鯉。写真(下)は禊橋・中鳥居と参道正面の楼門=いずれも輪橋から眺望。


更新日:2024年5月25日 土曜日 19:24

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