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酒、たばこ注意、ニンニク最良♡がん克服へ梅村医師、高野口小で生命の授業~定期健診大切「家族に伝えてね♪」

子どもたちにがん(癌)の正しい知識を伝え、子どもから家族への啓発につなげたいと、和歌山県橋本市の紀和病院「紀和ブレスト(乳腺)センター」長・梅村定司(うめむら・ていじ)医師は5月15日、同市立高野口小学校で「がん教育~生命(いのち)の授業」を開催した。

同校6年生約50人と保護者数人が家庭科室に参集。

梅村医師は「人間の体は約60兆個もの細胞で出来ており、そこに毎日約5000個のがん細胞が生まれる。ナチュラルキラーという細胞が、ガンを退治してくれますが、一生で2人に1人は、がんになる危険性がある」と説明。

「死因で多いのは胃がん、大腸がん、肺がん、乳がんの順」、「その原因の70%はピロリ菌や塩分、たばこ、酒など」と話し、「今では早期発見によりほとんど助かるので定期検診が一番大切」と強調。

「がん予防の食べ物は、ニンニクが最適」で、「きょう学んだことは、ぜひ、両親や友だちに伝えてください」と話すと、子どもたちは「きょう教わった内容、必ず運動して食べ物や飲み物に注意、定期検診による早期発見の大切さを伝えます」と応えていた。

梅村医師は、このがん教育を平成27年(2015)からコロナ禍中の2年間を除き毎年、同市内の全小学校で実施。親御さんから「実に有難い健康教育です」と感謝されている。梅村医師と橋本市教委は今回、がん教育を受講した小学6年生に対し、親世代に向けたがん啓発のサポーターとして初の「認定証」を贈った。

写真(上、下)は高野口小6年生の子どもたちに「がん教育~命の授業」を行う梅村医師。写真(中)はがん啓発サポーター初の「認定証」を披露する子どもたち。


更新日:2024年5月15日 水曜日 17:20

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