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なんと鮮やか桜吹雪♡藪椿とヒマラヤ雪の下♡橋本の世界遺産・黒河道入口の定福寺
和歌山県橋本市賢堂の世界遺産・黒河道(くろこみち)入口にある、高野山真言宗・定福寺(じょうふくじ)=生地清祥(おんじ・せいしょう)住職=で、花吹雪(はなふぶき)の去った4月9日朝、満開の藪椿(やぶつばき)やヒマラヤ雪の下の花々は、無数の桜の花びらを浴びて、日本の四季の素晴らしさを繰りひろげた。
この日、高野参詣・黒河道を少し登ると、沿道の桜並木の木陰は、散り桜に染まり、眼下の紀の川・橋本橋や、遠くの葛城・金剛連峰が霞む。ふもとの定福寺に参拝すると、すくそばの川岸の藪椿やヒマラヤ雪の下の花々は、緑の葉とともに、桜の花びらを宿していた。
この黒河道は文禄3年(1594)、豊臣秀吉が母の3回忌で往来したとも伝わるところ。今も多くのお遍路さんらが定福寺で合掌した後、高野参拝に向かっている。
四季折々の定福寺を訪れる高齢者の一人は、「ここは昔から、大阪などの高野参詣人が、紀見峠を越えて、渡し舟で紀の川を渡り、必死で高野山へ向かったところ。桜吹雪に見舞われた藪椿も見ていたに違いない」と話していた。
写真(上)は美しい桜の花吹雪を浴びた藪椿。写真(中)は黒河道の入口付近の桜並木=眼科は定福寺や紀の川・橋本橋。写真(下)は桜の花びらいっぱいのヒマラヤ雪の下。
更新日:2024年4月9日 火曜日 20:15