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早春の雨しぶき、橋本・紀の川北岸の知縄地蔵堂、タンポポやホトケノザ、雲雀山も清々しく

早春の大雨をいただいた3月26日、和歌山県橋本市隅田町中下の知縄地蔵堂(ちなわじぞうどう)や、近辺に咲くタンポポやホトケノザが清々しく、前方に霞む山川とともに昔話の素晴らしい趣きを繰りひろげていた。

知縄地蔵堂は紀の川北岸にあり、堂内には知縄地蔵尊を祭祀(さいし)。すぐ脇には真っ赤な前掛けをした小さな石地蔵が並ぶ。

地元伝承(昔話)によると、鎌倉幕府5代執権の北條時頼(ほうじょう・ときより)が出家後、諸国行脚(しょこくあんぎゃ)の途中、この場所に立ち寄り、紀の川の淵(ふち)に棲んでいた巨大な怪魚を退治したとされる。「この地蔵尊は信仰し願をかける人々の望みは必ずかなえてくれる有難い地蔵さんである」と掲示している。

この日、紀の川は昔話が甦るように増水、その対岸では中将姫伝説のある雲雀山(ひばりやま)が雨しぶきに霞んでいた。

地元の高齢者の一人は「ぜひ楽しいひとときをお過ごしください」と言っている。

場所は国道24号沿いの喫茶・軽食「玉」わきの道を歩いて南へ進み、JR和歌山線の踏切を渡ってやや直進後、南東方向へ行ったところ。道が複雑なので、地元の方々に尋ねることが賢明。

写真(上)は知縄地蔵堂とまっ赤な前掛けの石地蔵。写真(中)はカントウタンポポやホトケノザ。写真(下)は中将姫物語の伝わる紀の川南岸の雲雀山。

 


更新日:2024年3月26日 火曜日 23:01

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