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高野山真言宗総本山・金剛峯寺で「転衣式」厳かに♡弘法大師の御名代・宮田永明法印の就任祝う

和歌山県高野町の高野山真言宗総本山・金剛峯寺で3月13日、弘法大師・空海の名代をつとめる第525世寺務検校執行法印(じむけんぎょうしぎょうほういん)に就任した同町の総持院(そうじいん)住職・宮田永明(みやた・えいみょう)大僧正(74)をお披露目して祝う「転衣式(てんねしき)」が行われた。

法印経験者の前官(ぜんかん)や各寺院住職、檀信徒ら約500人が出席。金剛峯寺・大広間に入場した宮田法印は、高野山内住職の最高職を示す緋色の僧衣を受け取り、「不肖、順席の儀なれば、お先に御免こうむります」と古式豊かに挨拶した。

いったん退席後、色鮮やかな僧衣姿で再登場して正面席に着座。次期法印の住職が長い箸で米と昆布を渡して祝福する「松三宝(まつさんぼうのぎ)」が粛々と行われた。

宮田法印は弘法大師の名代として1年間、高野山内の重要な法会・儀式の導師を務める。「転衣式」とは、緋衣に着替えることに由来している。

写真(上、下)は次期法印から「松三宝」で祝われる宮田法印=左。写真(中)は緋色の僧衣姿で再登場した宮田法印。


更新日:2024年3月13日 水曜日 15:34

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